どんなに紙に記入しても、想いが感じられなければ意味がない。
前回は、自己PRは企業毎や職種毎に変えるべきか、ということについてお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

自己PRを始め、様々な項目の記載を求められるエントリーシート。その添削をしていると、書けている(想いが通じる)人と書けていない(想いが通じない)人の差として次のことを感じます。
単なる紙をどれだけ大切に思っているかが、就活成功の分かれ目。
これ大事。
エントリーシートの内容に目を通さずに捨てられることもある。これについては、以前から何度もお伝えしております。こちらも合わせてご覧ください。

エントリーシートを書けている人と書けていない人の差。それはまずは見た目の違いにあります。中身より見た目。これは絶対に意識してください。
エントリーシートは、「出せばよい」というものではありません。読まれなければならない。そのためには、読んでもらいたいという想いや熱意を、エントリーシートそのものに乗せることが大切です。
大切に思うものは雑には扱わないだろうという心理。
紙がクシャっとなっている、枠内外問わず黒く汚れている、一行が真っ直ぐではなく蛇行して書かれている。
エントリーシートの記入において、こういった見た目の悪さは、相手に不快感を与えます。
物を大切に扱っていない。それはつまり、注意力散漫や不熱心であることの表われ。そう思われても仕方がありません。
中には、字がきれいとはいえないという方もいるでしょう。私も字が汚い(よく子供っぽい字と言われます・・・。)ので、これについては強く言えません。
それでも字を丁寧に書くために、1文字をしっかりゆっくり止め撥ね払いを意識して書いていますし、同じことをお話させていただいています。汚い字でも1文字ずつを意識して書けば見られる字にはなるのです。そして、自分なりに一生懸命だということも伝わるでしょう。
この、エントリーシートの見た目については、いくつか記事を載せておりますので、以下も併せてご覧ください。


エントリーシートの内容については、以下をご覧ください。



大量に書くことを恐れない。
私はよく、自己PRや学生時代に力入れたことに関してはまずは800字程度で書くようお伝えします。そう話すと大抵の就活生の方は、顔が引きつりますが・・・。
大量に文字に起こすことで、まずは気持ちや経験の整理をすることができ、言いたいことのポイントを見つけ出すことができます。あなたの想いを見つける上で有効なのです。
そしてポイントを見つけたら、350字程度(1分間で話す分量)、200字程度(オーソドックスなエントリーシートの分量)に、ポイントを絞って要約すればよいのです。
短い文章から長い文章に拡げていく作業よりも、長い文章から短い文章に要約していく作業の方が楽でもあります。ぜひ長文をトライしてみてください。
いかがでしょうか?
どんなにエントリーシートの内容が良くても、その見た目に難があれば、読まれることはありません。想いをもってエントリーシートと向き合い、まずは見た目を意識するところから始めてみましょう。
エントリーシートは、企業とのコミュニケーションツールとして重要な役割を示します。エントリーシート一つとってもあなたの人柄が伝わる。それを意識してエントリーシートを提出しましょう。