エントリーシートや履歴書の写真の撮り方
前回は得意科目の書き方について、お伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

その他にも、エントリーシートの様々な項目の書き方について、お伝えしています。



また、エントリーシートの役割や書き方の基本についても紹介しております。詳細はこちらをご覧ください。






エントリーシートについて、様々お伝えしてきました。いかがでしょうか?エントリーシートを通して相手に伝えるということが何たるかをお分かりいただけたら幸いです。
さて今回は、あなたの人柄をエントリーシートから知るために非常に大切な役割を担っている写真についてお伝えします。
エントリーシートや履歴書用の写真のポイント
写真を貼る際のポイントなどをご紹介します。
まずは、写真がなぜ必要か、ということから。
写真貼付の理由とは
① 本人確認のため
② 人物像のイメージをしやすくするため
① 本人確認のため
写真は「3カ月以内に撮影したもの」と言われており、その理由は、企業が応募してきた就活生の本人確認をするためです。面接となった場合、目の前にいる人物と写真の人物が同一人物かを確かめるように写真の貼付が求められています。
そのため、普段メガネをかけているのであれば、メガネをかけて証明写真を撮って問題はありません。メガネ着用の場合は、派手なデザインのものは避け、就活で使うメガネを着用しましょう。
余談ですが、3か月前まで太っている状態で写真を撮り、面接に向けダイエットをして20kg痩せて、実際の面接で写真と違うことを指摘されたという学生も過去にいました。これ笑い話です。機転を利かせて根性や努力ができることのPR材料としてダイエットについて話をしたそうですが、無計画だよねーと笑われたそうです。「でも面白いから内定!」とその場で言われたそうです。写真をも自己PRに変えることができるなんてすばらしいですよね!
② 人物像のイメージをしやすくするため
以前のブログで、「エントリーシートは読まれずに捨てられることもある。」ということをお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

実は、写真そのものやその貼り方も「読まれずに捨てられる」ことに影響します。
これは、容姿のことを言っているのではありません。写真に写っているあなたの表情が暗いことや、貼り方が雑で曲がって貼られていたり、くしゃくしゃになっていたり。こういったことが不合格とは言わないまでも、マイナスな印象要因となることは間違いありません。
就活用の写真の基本
① 写真のサイズ
② 撮影方法
③ 万が一、はがれたときのために。
① 写真のサイズ
日本の場合、ほとんどの企業が「縦40ミリ×横30ミリ」です。企業によっては、サイズが異なる場合もあるので、必ず企業の募集要項を確認するようにしましょう。写真サイズが明記されています。
② 撮影方法
撮影方法は現代では以下の3つが考えられます。
・写真館
・スピード写真
・スマートフォン
写真館での撮影をお勧めします。一番品質が良いものが写真館で撮影した写真だからです。
証明写真の背景も揃っており、与えたい印象により選ぶことが可能です。また、カメラマンが気づいた点を事細かにアドバイスしてくれたり、写真館によってはヘアメイク担当がいたりします。
また、写真館での撮影は、DVDに焼き増しするなど、データで残すことができるのもメリットの一つです。プリントアウトした写真だけでなくデータももらえば、その後安い価格で焼き増しもできますし、webエントリーの際にも使えます。写真データは就活生の必須アイテムですね。
ただ、撮影時に費用が掛かるのが難点ですね。少なく見積もっても数千円はかかります。大学によっては、写真館と提携して安価で撮影ができたり、大学に出張撮影に来てくれることもあります。大学によりけりなので、ご自身の気になる方は大学に問い合わせましょう。
なお、就活用の写真でよく用いられる背景色とその与える印象は以下の通りです。
・青:
清潔感や爽やかな印象を与えられる背景色です。表情が分かりやすい色であるため、特に色白の人におすすめの色です。色黒の人は、濃い青の背景の場合、顔が暗く見えてしまう可能性があります。
・白:
青同様、清潔感を感じられる背景色です。白の背景色の注意点として、背景色とワイシャツが両方白の場合、同化してぼやけた印象になってしまう可能性があります。
・グレー:
落ち着いた印象を与えたい場合に適している背景色です。グレーの色合いが濃すぎると暗い印象になりかねないので、薄めのグレーを選びましょう。
スピード写真は、エントリーまでに時間がなくどうしてもというときには仕方ないですが、それ以外はなるべく避けてほしいです。なぜなら、背景色が白のものが多くぼやけやすいことや、表情を指摘してくれるカメラマンがいないため、表情が暗くなりがちです。また、椅子の調整などが手間でもありますね。ただ、費用が抑えられるので、どうしても早急に必要という場合にのみ利用しましょう。
企業によっては、「普段のあなたの写真を」というところもあります。その場合は、スマホでの写真もよいですが、自撮りは避けましょう。自撮りだと、変に角度が付いたり、光の反射で変な影が付いたりします。他の人に撮ってもらうようにしましょう。
③ 万が一、はがれたときのために。
エントリーシートに糊でしっかりと写真を貼れば、はがれることはないですが、万が一はがれることも考えられます。企業に到着後はがれたとしても、どこの誰だかわかるようにしておくことが望ましいです。写真の裏面には学校名や学部、氏名を書いておきましょう。
写真撮影時のポイント
② 服装
③ 写り方
① 髪型
大切なのは清潔感です。
(男性)
髪の毛の色は黒。無造作ヘアや長髪、眉毛が隠れるような重い前髪は避けましょう。襟足は短く、もみあげもすっきりと、おでこをなるべく見せるとよいでしょう。
(女性)
紙が長い人は後ろで髪の毛をまとめる(ポニーテール)。またはハーフアップでもよいです。前髪はしっかりと分け、眉毛や額を出しましょう。ショートヘアの方も、眉毛を見せて、サイドの髪は耳にかけましょう。
② 服装
基本、スーツです。企業によっては、普段着の写真を求めるところもあるようです。企業の指示に従いましょう。定番は、ジャケットに襟付きの白シャツです。
③ 写り方
まさにオーディション用宣材写真と思ってください。
印象の良い写り方は、やはり表情にあります。
目元ははっきりと見せ、口角を少し上げてほほ笑む。猫背でなく、姿勢を正して。
これがポイントです。
自信のあるはつらつとした印象を見せるには、目元をまずは見せましょう。目が隠れないように、髪型には気を付けてください。
歯を見せるような満面の笑顔はNGですが、口角を上げることで、爽やかさや誠実さを伝えるようにしましょう。
猫背は写真に撮っても丸まった印象となり、小さくなってしまいます。頭のてっぺんから一本の糸で引っ張られている感覚とよく言われますが、まさにその通りで、その感覚で背筋を伸ばしてください。
いかがでしょうか?
写真こそ、適当ではだめです。その適当が悪い印象につながりかねません。お金がかかっても、良いものを撮ることをお勧めします。表情や服装、姿勢に気を付けて、良い写真を撮影しましょう。