組織研究は正しく行おう。
業界研究、組織研究は意味がない。
そんな風に言う方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
そう話す人は、おそらく企業研究を表面上でしかやっていない証拠。
組織研究を「自分の性格に合うかどうか。」という視点でしか見ていない人が多いです。
「自分の性格に合うか」これも大切ですが、これにより「研究」するのは、社風や社員の態度、福利厚生や研修制度の類のみとなります。
それだけで仕事を決めてよいものなのか・・・。それなら結局どの会社でもよくなる。
それって自分がないこと、自分を持っていないことと同じじゃないか?と思わざるを得ません。
自分はこんなことがしたい、こんなことができるようになりたいって考えて、組織選びをする必要がある。
そして、
・本当に自分のやりたいことができるのか
・どうしたら自分のやりたいことができるのか
・どうしたらなりたい将来像に近づけるのか
これらを考えるために組織研究が必要なのは明白です。
社風や福利厚生も大切ですが、それだけが選定の基準とはならないということ。
軸を持って組織研究を制す。
「本当に自分のやりたいことができるのか」「どうしたらなりたい将来像に近づけるのか」
これらを考える上で、自分にとって譲れない軸が必要です。
いわゆる、「就職の軸」です。
就職の軸は一つに絞る必要はなく、例えば「ワークライフバランスの面」「社風の面」「業務内容の面」「昇進の面」などと複数の軸を持って構いません。その複数の軸を組み合わせて最良の選択をすることを意識しましょう。
組織の何を調べるかを決める。
就職の軸を基に、組織の何を調べるかを決めましょう。その組織の良いところ悪いところを探そうと漠然とした調査では、何を調べればよいのかはっきりしません。
自分の決めている軸に従って、調べたい項目をリストアップしましょう。
リストアップをしたら、それに従って調査を開始することになりますが、このとき自分にとって都合の良い情報だけに固執せず、良いも悪いもすべてを調べましょう。
研究ノートに情報をストックする。
調べて終わりでは、意味がありません。人の記憶も曖昧なものです。
調べたら比較することが大切ですので、研究ノートを作って上述の就職の軸の項目ごとに調べたことをまとめておきましょう。
ノートにまとめることの良い点として他にも、自分の意見や考えを明確にさせられることが挙げられます。
自分の意見を明確に持つことで、面接等で社員と話す際に自分の意見をしっかりと話すことができます。
(もちろん、どう伝えるか面接の練習は必要ですが。)
まとめ
組織研究は、表面的な調査のみならず、多面的に。
ただし、闇雲にではなく、自分の軸に合わせて調査をすることです。