業界研究のすゝめ
社会人と話をしていると、仕事がつまらない、辞めたいという声を聞くことがあります。
話を聞けば、「やりたいことをやらせてもらえない」「自分のイメージしていたものと違った」といった答えが返ってきます。
気持ちは分かる。
どうしてもギャップは生じます。
けれども、そう感じるのは、大半が自己分析と業界研究を切り離して考え、自分本位で考えていることが原因。
自分がどうしたいかに注目しすぎている傾向にあります。
だからこそ、就活生のあなたには、そのギャップを出来る限り小さなものにできるように努めてほしいと切に願います。
自己分析も業界研究も大切。
自己分析も業界研究も、どちらも必要不可欠なもの。どちらが欠けてもより良い選択からは離れてしまう。
自己分析は自分本位の視点。自分は何をやりたいか、どんな自分でありたいかを考えるからこそ、自分中心になってしまいます。
それだけでは、視野が狭くなることは必至。
業界研究は自分本位の視点に客観視をプラスできます。
・本当にその業界が自分に向いているのか。
・業界、組織、自分のそれぞれの将来見通しはどうか。
・やりたいことが実現可能性とその方法はどうか。
・実現できなかったときの代替プランはどうか。
業界研究によりこういった観点を持つことで、自己分析の不足を補えます。
ただし、自分に都合の良い情報だけを集めるのではよくありません。
自分に都合の悪い情報にも目を向けること。
良いも悪いも受け入れなければ、夢見がちな人生しか送れません。
そのためにも多角的に業界や企業の情報収集をすることです。
就職四季報2021版
データを見るのが得意な人は、お勧めです。以下、Amazonサイトへのリンクです。
営業利益や3年後離職率といった企業の情報が分かりやすくまとめられています。
就職情報サイト
リクナビやマイナビ、キャリタスなどの就職情報サイトは、四季報以上に分かりやすく噛み砕いて業界や企業の情報が載っています。
サイトによっては、企業のおすすめポイントなどを記していて、イメージを深めやすいです。
企業の採用ページ
新卒向けの採用ページは企業の業務内容や先輩社員の言葉などが詳しく載っています。
そのため、業界研究、企業研究のレベルであれば、採用ページはお勧めです。
ただし、実際に選考段階に入る際は採用ページ以外のページも見ておいた方がベターです。
説明会
説明会、是非参加しましょう。社員と実際に触れ合えるのは、良い経験にもなります。
説明会の種類は以下をご覧ください。

OB訪問
説明会以上にお勧めです。その組織の社員がどのようなことを考えているのかを知ることができます。
説明会では良い面を中心に話が展開されます。
一方、OB訪問は社員によっては悪い面も包み隠さず話をしてくれます。
できれば複数のOBに会えると良いです。より一層、視野が広がります。
まとめ
簡単ではありますが、業界研究や組織研究において、様々な方法があります。
どれか一つに拘らずいろいろな方法で情報を得るように心かげましょう。