インターンシップにお礼状は必要か?
前回は、インターンシップが辛いと感じたときはどうしたら良いかということについて、そして、インターンシップに対して主体的に考えることについて、触れました。詳細はこちらをご覧下さい。

さて、今回は、インターンシップにお礼状は必要かということについて、触れます。
お礼状でワンランク上を。
お礼状は必要か。
必須ではないですが、作成した方が丁寧です。ということで、お礼状の目的や作成する上で心掛けてほしいポイントについて見ていきましょう。
お礼状の目的
インターンシップのお礼状を出す目的は、2つ。感謝の想いを人事に伝えることと人事またはリクルーターとの接点を持つことです。
あなたは、説明会やインターンシップ、OB訪問で人事やリクルーター、先輩社員の方と接する機会が多々あったはずです。特にインターンシップにおいては、期間中、付きっきりで対応してくださった先輩ももしかしたらいることでしょう。そういった方々は、普段学生と接することが仕事ではありません。
貴重な仕事の時間を割いて、あなたの対応をしてくださっています。そういった方への感謝の気持ちを表すためにも、お礼状は出しましょう。
インターンシップに関わらず、社会人の方と接する機会があれば、必ずお礼状は書く。これを鉄則にすると良いです。
最近では、ほとんどの大学のキャリアセンターや就職課が、学生に対し就職活動やインターンシップにおいてはお礼状を出すように指導をしています。そのため、あなたもぜひお礼状を出すよう心掛けましょう。
お礼状を出すメリット
それでは、お礼状を出すメリットは何か?
お礼状は、社会人としての礼儀でありますが、就活する目的としても、メリットがあります。それが上記でも述べた「接点を持つ」ということです。数多くいる就活生の中から、あなたという存在を認識してもらい、PRするためのツールの一つがお礼状であるとお考えください。
そして、接点を持つことができ、あなたをPRできれば、選考の時期などを他の学生に比べて早い段階で教えてくれることもあり得ます。
インターンシップにおけるお礼状の書き方ポイント
節目毎にお礼状を書きましょう。インターンシップであれば、大きく、インターンシップ選考に通った後とインターンシップ参加後です。それぞれの書き方ポイントについて見ていきましょう。
① 意志や目標を伝える。
② 志望度が高いことを伝える。
① 意志や目標を伝える。
インターンシップ選考に通過後、人事の連絡先を知っているのであれば、お礼と共にこのインターンシップをどのような目標を持って臨みたいと考えているのかを伝えましょう。例えば、「営業マンとして、相手の立場に立ちお客様のニーズに合わせた提案ができるようになります。」などです。
インターンシップ参加後であれば、必ず人事(なるべく採用責任者)の名刺はゲットしておき、その上で、お礼と共にインターンシップを通してどのようなことを学べたのか、また今後どのように活かしたいかという意志を伝えましょう。例えば、「このインターンシップで全体を俯瞰して考える大切さを学びました。この経験をもとに、私個人の意見に固執せず、広い視野で行動していきます。」などです。その他、その企業のことについてでも構いません。例えば、「貴社のすばらしい理念を知ることができ、感銘を受けました。」などです。
② 志望度が高いことを伝える。
採用選考に進みたいと考えるならば、必ず志望度が高いこと、選考に進みたい旨を伝えてください。企業がインターンシップを開催するその目的は、企業を知ってもらうこと、そしてあわよくば採用したいことが挙げられます。そのため、志望度が高いことをインターン生が話してくれるのであれば、それほど嬉しいことはありません。必ず伝えてください。このことからもインターンシップ先が志望企業の一つであるならば、インターン後のお礼状は必ず送りましょう。
インターシップの種類によりお礼状は送らなくても良いか?
インターンシップ、様々な種類がありますね。例えば、One dayインターンシップ。このOne dayインターンシップにお礼状は必要ないか。
多くの学生の方は必要ないと判断し、One dayインターンシップの際は、お礼状を見送ります。ということは、その多勢から抜きん出て人事にPRするには、お礼状を送るべきでしょう。人とは違うことをしてみるのもPRの近道です。たかがOne day、されどOne dayです。
お礼状は何で書くべきか?
お礼状は手書きがベストです。気持ちの伝わり方としては、自筆>活字で、自筆の方が気持ちが伝わると考えてください。そのため、ツールとしては手書き>メールで手書きの方が良いです。なお、先方からSNSを推奨されるなど特段の理由などない限りSNSは絶対に使わないで下さい。非常識です。
SNSは企業から発信するためだけに使用しているもので、連絡手段ではありません。かつビジネスではなく日常的に使われているものが多く、ビジネスマナーもなにもないものです。また、多くの企業が、SNS担当者を設けており、人事との採用担当ではない場合もしくは人事とは無関係な方が担当している場合がほとんどです。
メールの場合、学生側で保存ができてしまうため、使い回しされているのだろうという印象を人事に持たせてしまう可能性があります。
以上から、手書きをお勧めしますが、これも必ずしもというわけではありません。正確に言うと、自分の字に自信がある方は手書きをお勧めします。手書きの方が気持ちが伝わると言いましたが、字が汚ければそれはそれで悪印象です。流れ作業的に書いたのではないかと思われかねません。そのため、どうしても字をきれいに書けない人はメールでも構いません。書道をやってる人は、手書きで書きましょう。
多くの学生がメールでお礼状書いているようですので、他人と違うやり方を考えるならば手書きがベストですね。
お礼状を出すタイミング
お礼状は、選考通過の連絡後、インターンシップ終了後、すぐ(即日)に出しましょう。お礼状は、早ければ早いほど好印象となります。遅くとも翌日の朝までには出しましょう。どの場面においても、お礼状は即日と考えおいてください。
いかがでしょうか?
お礼状は、面倒に思えど、最後の最後まで相手(企業)を想えばこそ行って損はないことです。しっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。なお、このブログでは、お礼状の書き方までは述べません。あくまでお礼状を書く上で押さえておきたいポイントをお伝えします。なぜなら、書き方自体は、巷にあふれているからです。お礼状の書き方を知りたい方はこちらをご覧ください。
最後の最後まで気を抜かずに、良い就活に繋げましょう!応援しております!