秋冬インターンシップには参加すべきか
前回は、業界は幅広く見るべきかということについて、言及しました。詳細はこちらをご覧下さい。

業界を絞るなら、まずは就職の軸の選定を。その軸をもとに業界を絞りましょう。選定する際は、説明会やOB訪問など、様々な就活ツールを利用してください。
今回は、そのツールの1つであるインターンシップ、特に秋冬のインターンシップについて、触れます。
秋冬のインターンシップは選考も兼ねている!?
夏休みも終わり、就活についてそろそろ考えようかなという方もいるのではないでしょうか?夏のインターンシップに参加したかったけど叶わず、秋冬こそは!という方もいますね。
まだまだ就活について前向きになれない方も、もしかしたらいるかもしれません。そんな方もぜひ参加をしてほしいなと考えます。参加して見えることやメリットもあるからです。
参加のメリットについて見ていきましょう。
秋冬インターンシップに参加するメリット
メリットは大きく2つあります。これらのメリットからもインターンシップに参加することが望ましいでしょう。
① 選考対策に力を入れられる。
② 早い段階から企業を知ることができる。
③ 秋冬の方が内定を獲得しやすい。
④ 企業のバリエーションが豊富になる。
① 選考対策に力を入れられる。
夏のインターンシップの場合は、夏休み期間を利用することから時間もあり、実施の期間が短期のものから長期のものまで幅広くあります。ただ、大変なのは選考期間です。募集開始から選考まで短いところだと1ヵ月程度、長くても2か月程度と、短期間での選考となります。そのため、学生からしたら、選考対策に余裕がないまま選考に臨むことになります。
一方、秋冬の場合、大学もあり忙しいことから、短期インターンシップが目立ちます。その代わり、秋冬に向けまずは就活対策の準備をという学生もいます。十分に自己分析や業界研究、面接練習などの就活対策をしてから臨んでからインターンに参加できるということですね。それが秋冬のメリットです。
② 早い段階から企業を知ることができる。
これは、夏のインターンシップも含めて言えることですが、企業の情報をいち早く入手できるのはよいことです。企業と早く接触できるということは、信頼関係の構築ができるということです。早めに信頼関係の構築ができれば、就活は断然優位に進められます。
また、選考が本格化する時期が迫っていることから、夏以上にリクルーターの活動が盛んになるのが秋冬です。リクルーターとのコミュニケーションを欠かさないようにしましょう。
③ 秋冬の方が内定を獲得しやすい。
夏のインターンシップの場合、企業は学生と早めに接触することを目的としています。一方、秋冬のインターンシップの場合、学生と接触して早期に囲い込むことを目的としています。
特に外資系の企業は本選考の一環としてインターンシップを行っています。そのため、インターン生の中で適性があると判断された学生は、この秋冬インターンシップで内定をもらうことも珍しくありません。
夏のインターンシップに参加し再度秋冬にも参加するという学生に加えて、就活対策の準備をばっちり行った学生が加わるので、全体的に学生の質も高まります。そのため、選考の一環としての位置づけが強まることになります。加えて、少子化により学生の数が少なくなっていることもあり、あなたの頑張り次第で内定獲得は可能になります。
④ 企業のバリエーションが豊富になる。
秋冬のインターンシップは、夏に比べ大手企業や外資系企業など、インターンシップを開催する企業が大幅に増えます。
夏に参加した方は別の企業で、夏インターンシップで得た経験を活かして、さらにレベルの高い企業に挑戦し、選考に挑むことが可能です。秋冬に初めてインターンシップに参加する方も、それまでに得た就活スキルを存分に活かすチャンスです。インターンシップに参加するすべての学生に内定獲得の、しかも大手企業の内定を得るチャンスがあります。
インターンシップに参加する学生ほど、企業は積極採用したい。
インターンシップに参加する学生の特徴として、夏インターンシップの場合は、早期に動ける行動力があり、かつ上記のように選考期間が短いために頭の回転が速い学生が多いです。
一方で、秋冬インターンシップの場合は、この頭の回転の速い学生に加え、前を向いてしっかりと準備をする忍耐力のある努力家タイプも加わり、企業からしたらこの両者ともにほしい人材です。
企業からしたら、こんな千載一遇のチャンスを逃さずにはいられません。そのために、秋冬のインターンシップを選考の一環とする企業が多いわけです。
そのため、ただ経験を積むためだけにインターンシップに参加するよりも、本当に入社したいと思える企業のインターンシップに参加できるように就職の軸の選定など自己分析を行いましょう。
いかがでしょうか?
選考の一貫でもあることから、ただ闇雲にインターンシップ先を探すのはおすすめできません。就職の軸をもとにした業界や企業の吟味は絶対に必要です。
また、インターンシップの種類など、以前にも言及しているので、以下をご覧下さい。

