いい加減、コミュニケーションから離れよう。
前回は、落ちた分析こそ行うことが大切であるとお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、面接をしていると「コミュニケーション能力があります!」と堂々と話す方が多いことに驚かされます。コミュニケーション能力が高いことがそんなにすごいことなのか?コミュニケーション能力が高くなくても、仕事が出来る社会人は実はたくさんいます。
何を持ってコミュニケーション能力と言うか。
コミュニケーション能力とは何か。
以前にもコミュニケーションを題材に記事を書きましたが、すごく漠然とした言葉です。人により定義が明らかに異なります。
面接でコミュニケーション能力を見るべからず、語るべからず。
以下のブログでもお伝えしているように、コミュニケーションとは立場によって捉え方が変わります。以下の記事も合わせてご覧ください。

そんな立場の異なる両者がコミュニケーションについて語ったところで、歯車がかみ合うはずもないでしょう。
だからこそ上記のブログでは、組織の求めるコミュニケーション能力として紹介しているわけですが、そもそも組織も求める人材像等に「コミュニケーション能力が高い人」を掲げてほしくはないとも感じています。
もしコミュニケーション能力がある人を求めるならば、何をもってコミュニケーション能力というのか、具体的に明示すべき。
例えば、「大人数の中でも物怖じせずに話せる口の立つ人」とか「緊張していても必死になって自分の想いを伝えることができる人」とか具体的に明示すれば、もっとわかりやすいでしょう。
就活生のあなたも同様です。あなたの言うコミュニケーション能力とは何かを具体的に明示して話すように心がけましょう。
どのようなコミュニケーションが得意ですか?
① どれくらいの人数だと会話しやすい?多人数派?少人数派?
② 自己主張は激しい?他人の意見はどの程度耳を傾ける?
③ 空気を読む方?わが道行くタイプ?
上記以外にも、あなたなりのコミュニケーション能力の指標があるかもしれません。どのようなコミュニケーション能力があるのか、具体的に考えてみましょう。
また、面接を受ける前に人事に、どのようなコミュニケーション能力を求めているのかを必ず、具体的に聞いてみましょう。その際、職種や部署ごとに細分化して聞いてください。
その上で、何をPRするかを決めましょう。
いかがでしょうか?
あなたのコミュニケーション能力と企業のコミュニケーション能力を照らし合わせ、適切にPRすることを心がけましょう。
とはいえ、コミュニケーション以外にもあなたがPR出来る能力はあるはず。コミュニケーション能力以外の別のものをPRすることをお勧めします。