休日の過ごし方を教えてください。
前回は、集団の中でのあなたの役割を問われた際の受け答えについて、お伝えしました。詳細はこちらをご覧下さい。

さて、今回は趣向を変えて、休日の過ごし方について聞かれた場合の受け答えについて、お伝えします。
休日の過ごし方を聞かれた際の適切な回答とは。
「休日はどのように過ごされていますか?」
この質問、アイスブレイクとして質問されることもあるほど、頻出な質問です。
では、なぜわざわざ仕事とは関係ない休日の過ごし方を聞くのでしょうか。
休日の過ごし方そのものは、どんなものでも構わない。
この質問自体、合否に関わるような質問ではありません。従って、ダラダラ過ごしているなど、目的なく過ごしていること以外は、どのようなことを話しても良いのです。
では、この質問の意図は何か。見ていきましょう。
① あなたの人間性を知る。
② ストレスへの向き合い方を知る。
③ 単なるアイスブレイク
④ 説明力を知る。
① あなたの人間性を知る。
この質問もやはり、正解はない。どのようなことを答えても良いわけですから、あなたの人間性を垣間見ることができるのです。
この質問でプライベートでは何を重視しているのかを確認することで人間性を確認しているのです。そのため、よく見せようと嘘をつく必要は一切ありません。適当な中身のない嘘はすぐバレます。
② ストレスへの向き合い方を知る。
やはり仕事ですから、ストレスを感じることもあるでしょう。仕事とプライベートでメリハリを持つことも大切です。
そのため、仕事とプライベートでメリハリをつけるために、ストレスを発散する方法を持っているかという確認の意味もあります。
③ 単なるアイスブレイク
場を和ませるためのアイスブレイクとして、聞くということもあります。あなたの緊張をほぐし、面接官の質問に答えやすい雰囲気を作ることも、面接官にとって重要な仕事です。
就活生を舐めきっている勘違いをした面接官でない限り、面接官はあなたの味方だとお考えください。この質問は面接官の配慮でもあるのです。
④ 説明力を知る。
何を答えても良いと言っても、長々と話をされたり、相手に伝わらないようなことを言ったところで、説明力がないというマイナス評価になります。
たとえアイスブレイクだとしても、質問は質問。評価の対象となるのです。とくにこのようなどんな受け答えでも正解となる質問の場合は、余計に説明力が際立ちます。
結論→経験を用いた説明(→学びや今後への活かし)という説明の流れを押さえて話をするよう、心掛けましょう。説明力については、以下も合わせてご覧ください。

適切に回答するために。
適切に回答するために、心がけるべき点について、見ていきましょう。
① 継続して取り組んでいることを述べる。
② 休日の過ごし方として面接では不適切なものもある。
① 継続して取り組んでいることを述べる。
趣味や習い事など、日常的に継続して行っていることがあれば、それを述べましょう。
その際は、どのような目標に向けてどのように取り組んでいるのかという視点を必ず持ってください。
目標に向けて努力ができること、そして主体性をPRすることができます。目標に向けて行動すること、主体性については、以下も合わせてご覧ください。


② 休日の過ごし方として面接では不適切なものもある。
休日の過ごし方なんて毎週異なるなんてこともあるでしょう。それについては当たり前のことなので、あくまで一例を述べればよいです。
ただし、「1日家でゴロゴロしている」といった過ごし方は生産性が低く、仕事の生産性や効率性の低さを露呈してしまいます。積極性の低さを伝えることにもなりかねないので、回答としておすすめはできません。
また、競馬やパチンコなどのギャンブルや公序良俗に反するようなものは人間性を疑われますので、これらもまた回答としてはおすすめしません。これについては、趣味や特技を答える際も同様です。趣味や特技については、こちらも合わせてご覧下さい。

いかがでしょうか?
休日の過ごし方を聞くのは、素のあなたを引き出そうとしてくれている、面接官の優しさでもあります。
格好つけて嘘をついたり、誇張して話したりする必要はありません。変なことでもない限り、本来のあなたを見せるよう、心掛けましょう。