業界研究不足が招く面接の失敗例
前々回、前回は、業界研究の大切さについて、触れました。詳細はこちらをご覧ください。


業界研究はどうしたらよいのかわからないという方もいらっしゃいますので、そういった方は、まずは業界を知ることから始めましょう。
業界研究の方法について、は以下のブログにまとめてあるので、こちらをご覧ください。
志望動機:



さて、業界研究をしたほうが良いとさんざんお伝えしておりますが、その理由として、面接でのやり取りも一つ挙げられます。今回は、面接という観点から、お伝えします。
業界研究が必須の面接の質問例
過去に私が支援させていただいた学生の方々が口をそろえて言うのが、業界研究・企業研究をもっとしておけばよかったという言葉です。業界研究はしてもし足りない。それほど複雑怪奇なものですが、それでもやはりやらないよりかはやっておいたほうが良いのが業界研究。それはなぜか。見ていきましょう。
面接で業界研究をしているかどうかが分かる。
面接で質問していると一発で業界研究や企業研究していないなということがわかります。そして、業界研究をしていないということは、興味がない、面接練習程度に志望しているなとバレますので、面接に行くからには下準備として業界研究はしておきましょう。
業界研究や企業研究が絡む質問として、どのような質問例があるか、見ていきましょう。
① 企業情報を問われる。
② 業界知識を問われる。
③ 逆質問を問われる。
① 企業情報を問われる。
よく聞かれる質問を列挙していきます。
「企業理念を教えてください。」
「興味のある商品(サービス)は何ですか?その商品の長所短所を教えてください。」
「社長の名前を教えてください。」
「知っている部署名を教えてください。」
「入りたい部署名を教えてください。」
「従業員数を教えてください。」
「今後わが社で展開しようとしている新事業(新商品)について教えてください。」
「うちの会社でなければならない理由は何ですか?」
「入社してやりたいことは何ですか?」
「わが社におけるあなたの10年後、20年後の将来ビジョンを教えてください。」
これらはあくまで代表として載せておきます。もちろん、ほかにも聞かれることはたくさんありますので、上記だけではないということはご了承ください。
まず、これらの質問に共通していえるチェック項目は、ホームページやパンフレットをしっかりと観ているかということです。
企業理念や社長の名前、組織図、商品サービス名は必ず企業情報として載せています。
また、新事業や将来ビジョンは、企業の事業戦略や計画を見ているかどうか。企業における就活生自身のビジョンをしっかりと描けているかを問われるのがこれらの質問になります。
② 業界知識を問われる。
業界についての知識は必ず問われます。
例えばITですと、簡単なものであれば、「AIとは何か」のような感じです。またその業界が抱える問題についてどのように思っているかも聞かれます。ITであれば、「2045年問題とはどのようなものか。この問題に対してあなたはどう思うか。」というものです。
業界知識は知っておかないと話になりません。必ず業界知識を身に着けておきましょう。
③ 逆質問を問われる。
「最後に何か質問ありますか?」
面接官のこの質問を逆質問といいます。
この質問で大切なことは、仕事に対するあなたの意欲をPRするような質問をすることです。間違っても、ホームページを調べれば分かるようなことを聞いてはいけません。ホームページを確認してくださいと言われるに過ぎないためです。
就活生が最低限やっておくべきこと。
就活生のあなたがやるべきことは、まずはホームページやパンフレットを確認することです。役員名、組織図、各部の業務内容、事業計画は確認しておきましょう。
その他、業界地図や業界新聞などで業界知識を調べておくこと、業界の将来像や業界内での自分の将来像を見つけておくことをオススメします。業界内での自分の将来像は、この業界なら自分はこうなりたいなぁということを考えてくれればよいです。それがどうしたら叶えられるかも調べておきましょう。
いかがでしょうか?
業界研究をするということは、その業界に興味がある証拠になります。その業界研究が不十分ということは、業界に興味がないこたを表わしているということになります。興味がないと知れば、企業としては雇えるはずもないですよね。果たして、目の前にいる就活生がどの程度業界・企業に興味があるのかを知るための質問が、上記のような質問です。これらに答えられる業界研究、企業研究を行いましょう。