どんなに紙に頼っても、想いが伝わらなければ意味がない。
前回は、エントリーシートの見た目にもしっかり気を配る事を改めてお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

記載したエントリーシートの添削はもちろん、それを元に必ず面接練習をしましょう。
すでに面接練習をしているという方の中には、なかなかエントリーシートに記載した通りには説明できないという方も多いのではないでしょうか?
面接はエントリーシート通りにはいかない。
エントリーシートを必死の思いで完成させた、その後に待ち構えているのが面接ですね。多くの方が、面接において、エントリーシートと同じことを一言一句間違えないように話そうとしてくれます。
一言一句間違えないように・・・、なんてそんなことを考えるよりも想い重視であなたの良さを発揮しましょう。
紙に頼らない。あなたの想いを素直に伝える。
エントリーシートの紙に書いたことと同じ内容を話さなければならない。そんなことを考える方が多いように見受けられます。
確かに、エントリーシートの内容を確認するという意味では、同じ内容を言うことも必要です。けれども、それ故にあなたの想いがつぶされることこそが一番怖い。
まず、前提として一言一句同じである必要はないのです。そのため、「書いたことを覚える」ことだけは避けてください。
書いたことを覚えた際のデメリットを挙げると、以下のようなものが挙げられます。
・台詞調になる。
・覚えたこと以外答えられない。
・想いが伝わらない。
・覚えた事すべてが飛ぶことも。
エントリーシートに記載したことを覚え、それを話そうとすれば、思い出す作業が発生する。
思い出しながら受け答えをしようものなら、台詞調となり言葉に想いを乗せることが出来ず、相手に想いが伝わらない。覚えたことを思い出せず頭が真っ白になれば、面接官に失態を晒すことにもなります。
これらのようなことがないよう、あなたが面接官に伝えたいことを「流れを意識しつつポイントだけを押さえておく」ようにしてください。そして、伝えたいことのポイントを文章にするための表現はあなたなりのものを意識しましょう。意志や想いを述べることももちろん忘れずに。
全くもってエントリーシートの通りに話す必要はなく、エントリーシートの記述をあなたなりの言葉で補い話すことが大切なのです。
エントリーシートや面接に共通した流れや伝え方については、以下でもお伝えしております。以下をご覧ください。




いかがでしょうか?
エントリーシートは基本、あなたの思いを凝縮、要約させたものです。あなたの想いのすべてが載っているとは限りません。
エントリーシートは面接試験に進むための足がかり。その文章に頼って、それを丸暗記したところで、面接ではあなたの良さはそれ以上には伝わりません。
面接では、あなたの想いや意志、伝えたい経験でエントリーシートを補い、受け答えをするよう心掛けましょう。