一次面接で多い誤解。《自己分析の質問さえうまく答えられれば良い?》

面接

志望動機が甘い人が多発。やりたいことの主張は印象が悪くなるだけ。

さて、5月になり
息を吹き返すかのように増えてきた
採用選考。

面接も増えてきました。

就活生のあなたのスケジュールにも、
面接の日程がずらりと
並んでいるのではないでしょうか。

すでに最終面接を終えた企業もありますが、
中でもこの5月にどっと増えてきているのが、
一次面接選考

採用選考の中で、
人物に最も視点を当てて見られるのが、
これですね。

一次面接の具体的な特徴は、こちらをご覧ください。

一次面接を知る~基本的な質問に、印象良く答える!~
一次面接で意識すべきこと。前回、前々回と、2回に分けて集団面接と個別面接の違いについてお話をしました。詳細はこちらをご覧ください。さて、今回は段階を踏んだ面接の違いについて、見ていきましょう。2回面接が行われることを想定として...

一次面接は温情の意味合いが強い。

自分のことを中心に聞かれる。
だから、
自分の特徴をしっかりと
5W2Hに落とし込んで
話せる人は強い

その人の
働くイメージに繋がるから。

だから、こういう人は一次面接に受かるし、
なかなか受からないという人は、
5W2Hに落とし込んで話せているかを確認しましょう。

具体的に分かりやすく、簡潔に。
この意識については、
以下の記事も合わせてご覧下さい。

面接では、具体的にわかりやすく、簡潔に。
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でも、結局自己分析系を話せる人でも、
落とし穴に気付かない人が多いです。

一次面接はいわば温情

人物的に良さそうだから、
とりあえず一次面接は通してあげよう。
というだけに過ぎません。

それは、真に面接に強いとは言えない。

「自分のことをしっかり説明できる
 → 一次面接に受かりやすい
 = 面接に強い!」 わけではありません。

本当の勝負は、
自己目線でPRすることではなく、
相手目線でPRすることにある
それを肝に銘じておきましょう。

強固な志望動機があなたの最大のPRとなる。

面接全般で大切なのは、
自己分析系の質問ではなく、
志望動機系の質問です。

ほとんどの就活生に共通するのが、
志望動機の甘さ

私自身も
一次面接の採用担当の依頼を頂いたり、
一次面接の模擬面接対策をお申込み頂いたり
していますが、

どちらの形式においても、
志望動機系の質問に対して
自分に焦点があたっている人が多い
です。

「自分はこうしたい」
「自分のやってきたことと合う」
など。

企業は、
従業員皆の力を合わせチーム一丸となって
利益を出さなければなりません。

皆、目的を共有していなければならない。

そんな中、
自分のやりたいことを一生懸命主張する人間に、
チームの中に入ってほしいと思えるか。

答えは、否、です。

やりたいことばかり主張する人間は、
チームから浮く存在になること間違いなし
ですので、印象は悪くなります

だってやりたいことあるなら
起業すればいいじゃん。
今の時代、起業できるよ。

でも起業ではないんだよね?

それなら、
やりたいことがあるなら、
それを志望先でならどのようにできるのか
志望先を通してどう社会の役に立ちたいか
これらをしっかりと伝えましょう。

欲を言えば、
自分なら志望先の業務をどのようにこなせるのか
やりたいことが組織の発展にどうつながるのか
これらを述べられるとなお良しです。

まとめ

どうしても一次面接となると、
自分のことをしっかり説明できるように
という部分に注力しがちです。
志望動機の方は疎かになりがち。

けれども、企業にとって大切なのは、
うちの組織を理解し成果を出してくれるか
という志望動機の部分です。

一次面接は、
志望動機を直接聞かない場合でも、
遠回しに志望先への思いなどを聞きます。
なぜその組織なのか。
あなたの想いを整理しましょう。

もちろん、
社風や福利厚生ではありません。
組織の特徴や大切にしていること
他社との違い
そこから感じるあなたの想いにご注目を。