面接で、「誰にも負けないこと」を聞かれたら。
前回は、休日出勤について問われた際の受け答えについて、お伝えしました。詳細はこちらをご覧下さい。

さて、今回は面接の質問として、あなたが誰にも負けないことを問われた際の受け答えについて、見ていきます。
負けられないこと とは。
「誰にも負けないと思うことは何ですか?」
負けない=勝つ=自分の強みや長所と捉える方が多い、この質問。
それと同時に、自分と同じような長所を持っている人も多いと自覚し、「負けないこと」として言ってよいのか不安になるという相談も受けたりします。
実際のところ、誰にも負けないとは、NUMBER ONE であるべきなのか。見ていきましょう。
ナンバーワンではなくオンリーワンであるべき。
自分が一番と感じるものは、なかなか見つけられないもの。もしそう感じるものがあったとしても、自分が一番だなんて自慢しているようで自意識過剰に思われそう。そんなように思うかもしれません。
この質問、なにも自慢をしてほしいというわけではないのです。面接官もそんなことは承知の上で聞いています。
面接官が知りたいのは、鼻につくような自慢ではなく、あなたの価値観です。あなたがどのようなものにやる気を感じ、どのようなやりがいを得ようとするのか。それを知ることで、その組織の中にいるあなたをイメージするのです。
そのため、あなたらしさ、つまりONLY ONEをみせることが必要と言えます。
自慢話でなく、あなたらしさで差別化を。
上述のように、自慢話ではありません。「○○には自信があります!」「○○は誰にも負けません!」などと、誰にも負けないことを言えばよいわけではありません。
大切なのは、中身です。例えば「行動力は誰にも負けません。」というのであれば、どのような行動をしたのかを述べるだけでなく、どのような想いでその行動となったのかを伝えることが大切です。
おそらく、「行動力は誰にも負けない」という人は大勢います。そのため、行動力は誰にも負けないと言ったところで、他人と変わらないのです。
そんな中であなたが他人とは違うと面接官に区別してもらうためには、経験+想い(意志)を伝えることが大切となるのです。
誇れる経験を負けないこととして伝えたいなら。
中には、何かの大会で優勝したなどの経験をネタに負けないこととして言う方もいるでしょう。
そういった場合も、優勝したことそのものを言って終わりにせず、優勝するための努力や工夫、大切にしたことを述べることで、さらに他人との差をつけることができます。
いかがでしょうか?
誰にも負けないこと。それは、ONLY ONEであることです。あなたらしさの中にONLY ONEが隠れていますので、「自分らしいってなんだろう?」とぜひ考えてみてくだい。
意志が大切なことや自慢話ではないこと、工夫の方法に対しては、合わせてこちらもご覧下さい。

