上司との意見の食い違い。あなたはどうする?〜組織に主体的に関わる姿勢を見せよう!〜

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上司と意見が食い違ったらどうしますか?

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さて、今回は協調性という広い括りの中で、上司との意見の食い違いについて、どのようなことに注意して答えるべきか。これについて、お伝えします。

上司との意見の食い違いは学びとなる。

「上司と意見が食い違ったらどうしますか?」

この質問は、なぜ問われるのか。そして、あなたはどう答えるべきでしょうか?

この質問は公務員の面接試験に多く見受けられる質問です。とは言っても、他の業界でも聞かれる質問でもあります。しっかりと受け答えのイメージを持ちましょう。

上司との意見の食い違いについて問われる理由。

上記の質問以外にも、私はもっと意地悪に、「上司が明らかに職務違反となるような命令をしてきた場合どうしますか?」という質問をあえて投げ掛けることもあります。実際聞かれたという就活生もいます。

上司バージョン以外にも、「同僚と口論になった場合はどのように対応するか?」「部下や後輩が歯向かってきたときはどのように対応しますか?」といったように、同僚や部下とのやり取りとしての質問もよく聞かれます。

どのような意図で問われるか。それは組織の中で円滑なコミュニケーションができるか謙虚に学ぶ姿勢があるかということを問うているのです。

組織の中の自分を意識できる人材か、それとも、自分中心で考える人材か。それを確認する質問と言っても良いでしょう。

自分軸は避ける。

では、こういった質問は何を意識して答えるべきでしょうか。

組織に属す上で、上司や先輩、部下といった同僚と意見が食い違うことは大いに考えられます。異なる価値観を持つ人々が集まるわけですから、当たり前のことです。

そんな様々な価値観が渦巻く組織の中に、あなたは新入りとして加わるわけですから、「自分の意見を押し通す」なんてことは、タブー。新入りとなるあなたに比べたら、上司や先輩は、社会人としての経験値が格段に上です。

あなたが感じる「自分が正しい」という感覚は、学生(社会人初心者)目線であることが考えられ、知識や経験の不足によりからポイントがずれてしまっていることが有り得ます。このようなことからも、まずは謙虚に学ぶ姿勢を見せることが必要でしょう。

もちろん、自分が正しいこともありますが、そのような場合でも、相手の感情やプライドを傷付けないように接することが重要です。これは、上司、先輩、部下、お客様のどの立場に対する場合でも同じことです。謙虚な姿勢で接することが大切です。

究極のYESマンにはならない。

上司からの命令だからと、「どのようなことでも従います。」ではいけません。上司も人間。時には間違ったことを言うことも考えられます。職権を乱用するなんていうドラマのようなことも無きにしもあらずです。それを何でもかんでも、YESと言っていたら、組織として間違った方向に行ってしまいます。

そして、組織が円滑に回るためには、対話も必要になります。そんなときに、上司の意見だけでなく、時にはあなたの意見も問われるでしょう。あなたの主張も必要なのです。

相手の話をよく聞き、自分の主張もしっかりと述べること。それが、組織と主体的に関わるということです。

いかがでしょうか?
以上のことからも、お互いにしっかりと話し合うこと。その中で、あなたの意見を述べながらも上司の意見にも耳を傾け、どうすることが最善なのかを考える。その上で、最終的に上司の判断・指示に従う。これを踏まえて、受け答えをするように、心掛けましょう。

上司や同僚との意見の食い違いは、折衝力をつける第一歩。そして、行く行くはあなたが中心人物として、組織を動かす人材になるやもしれません。

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