相手の立場に立つということ。〜想像力を働かそう!〜

面接

相手の立場に立って考えるとは。

前回は、組織に属することについてお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

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組織に属するということは、組織の利益を考えること。どうしたら、利益を生むか、組織のために何ができるかを考えることが大切です。

就活生のあなたとしては、組織がどんな人材を求めているのか、面接官からどのように思われているかを考えることが大切となります。

まさに、組織という相手の立場に立つということです。

今回はこの「相手の立場に立つ」ということについて、お伝えします。

相手の立場に立つためには、想像力が必要となる。

エントリーシート添削や面接指導をしていると、自己PRで多いのが、この「相手の立場に立って〜」というもの。

相手の立場に立って物事を考えることは、非常に大切です。講師経験が長い私にとっても、これは本当に大切。だからこそ、難しさも感じます。

相手のことを考えるだけでは不十分。

オーソドックスな自己PRだと、接客アルバイトを例に相手の立場に立って考えることを言う方が多いです。

そして、「高齢者の方には○○のように対応し、お子様には△△のように対応した。」というエピソードを大抵の方は披露してくれます。

実はこの、相手に合わせてタイプごとに対応を変えたというだけでは、不十分です。これだけだと、相手の立場に立っていることにはなりません。

相手を観察し自分に置き換えることで、相手が何を考え求めているかを想像し行動した結果、相手の反応や評価がベストなものと言えたか。

実際に話をする際には、これらの視点が必要となります。このように、相手の立場に立つというのは「想像力」も必要となり、相手の価値観や想いに向き合えているかが重要なのです。

相手から高評価であることが全てではない。

上記のように記述すると、相手からの評価が高いことが望ましいように感じるかもしれませんが、その限りではありません。

もっとも、評価が高いことが望ましいですが、仮に評価されなかったとしても、なぜ評価されなかったかを考え、それを元に改善し、次の考察と行動が出来ていれば問題はないのです

そして、評価がどのように変化したかにも注目して述べることで、一度相手の立場に立てなかったことをカバーしましょう。

いかがでしょうか?
相手の立場に立つには、想像すること。そして想像するためには相手の話をよく聞き、相手を思いやることも大切です。

そして、そこには客観視が求められます。相手の立場に立つために、相手を観察することから始めてみましょう。客観視することについては、以下も合わせてご覧ください。

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