面接の受け答えに自信をつけるために。
前回は、熱意をどのように示すかということについて、お伝えしました。詳細はこちらをご覧下さい。

熱意を見せることは、面接では大切なこと。面接を受ける上では、熱意があなたの根本、ベースになければなりません。
では、熱意を持つためには、どうしたらよいか。
不安を自信に変えることが面接に受かるコツ。
熱意を持つために必要なもの。それは自信です。熱意の裏には必ず自信が存在します。
ここでいう自信とは、プライドとは違います。「私は他の奴より優秀だから大丈夫。」という傲慢のようなプライドではなく、「やれることはやった。だから、大丈夫。」という自信です。
自信を持つための鉄則
自信のなさを見せることは、採用してよいかを見極める面接官からすれば、採用の決め手とすることができません。
本命ほど不安に感じたり緊張するということも当然ありますが、自分のやってきたことや想いを出し切るということは、大切です。
不安に感じることは良い傾向にあります。それだけ、真剣に就活に臨んでいる証拠と言えるためです。
けれども、面接は人と向かい合い、あなたの印象次第で合否が決するわけですから、自信がないと下を向いていてはもったいない。
そこで今回は、自信を持っていただくための、鉄則をお伝えします。
① 比較をするなら過去の自分と。
② 組織研究の徹底。
③ 完璧は求めない。
① 比較をするなら過去の自分と。
よく就活生の方から、「周りがすごい人たちばかりで、やっていけるか不安。」と相談を受けます。
インターンや説明会に参加し、周り就活生の勢いを感じると、どうしても比較をしてしまいがち。
けれども、人それぞれ育った環境が異なれば、能力や価値観も異なります。人それぞれスタート地点が異なるのです。
そのため、他の人と比較したところで、比較にはならないのです。
周りを知って、自分の今の位置を知り、自分の次の一手を見定める。そんな参考にすることはできるでしょう。
問題はあなたがどうなのかということ。周りがどうしたいかではなく、あなたがどうしたいのかということの方が大切なのです。
そのため、比較するなら過去の自分と比較しましょう。小学校、中学校、高校の頃のあなたと比較して、どのような点が成長したと言えるのか。昨年、半年前、3ヶ月前、1ヶ月前、昨日の自分と比較するとどうでしょうか?
どんな成長が見られますか?こうなっていたいなという目標に対して現状足りない点はなんですか?
就職活動として、自己分析としての比較、そして自分の現状を確かめ次の戦略を練るための比較をぜひしてみましょう。経験不足を感じれば、経験するという一手を決められるのです。
その、過去の自分と比較し、その比較を元に実践するという繰り返しが、自信を生みます。
そのためにも本番までに面接練習を繰り返しましょう。
② 組織研究の徹底。
自信を持って話し、面接官に熱意を示すなら、業界の知識や組織の知識をしっかり身につけておくことは必要でしょう。
むしろ、志望するからには組織の知識をしっかりと把握しておくことが礼儀です。
③ 完璧は求めない。
組織の情報を調べようとすると、何をどこまで調べたらよいか分からず、途方に暮れるかもしれません。
情報が膨大であるため、一から十まですべてを調べる必要はありません。基本情報でもない限り、深層部分を問われて分からないことがあれば、素直に「分からない」と答えたほうが誠実さが伝わります。
基本情報として、何を調べるかについては、以下を参考にしてください。

どんなことも、完璧をこだわると答えが見つからないという状態に陥りやすくなります。その意味でも、納得解を探すということを意識して就活に臨みましょう。
いかがでしょうか?
不安を自信に変えるには、成長を意識することと深い研究が一番です。そして、なるべく多くの人と面接練習をしましょう。
一人の人とばかり面接をしていると、その人好みの面接にしかなりません。多種多様な価値観の人たちにあなたを見てもらってください。
面接日までにしっかりと準備をしておきましょう。