会話の原則は、「誰に対して話しているか」を意識すること。
最近、様々な手法で、模擬も含めて面接を行っています。
お陰様で、転職者と新卒者の両方の面接を行わせてもらっていますが、どちらにおいても、気になる点が。
それが、相手に合わせているか?
ということ。
コミュニケーションがどうのこうのとよく言われますが、話せれば良いってものでもありません。
相手に合わせて、話すことを変えよう。
例えば、転職者の方で専門的・技術的なことをやってきた方との面接では、その専門的な経験について一生懸命話をしてくれることが多いです。
それが、同業種、競合他社であれば、十分に話が盛り上がり、実りある面接になるでしょう。
けれども、異業種、異職種であればどうでしょう?
話が通じず、お互いにとって無意味な時間となることは間違いありません。
相手が話についていけなくなるからです。
特に人事は、現場とは異なる部署になるため、専門的なことを知らないことのほうがほとんどです。
様々な職を経験する総合職であっても、現状などの詳しい部分までは分からないでしょう。
分からないことを長く深く聞くのは億劫です。
相手がどの立場なのかを見極めて、相手に合わせて話をすることはもちろん、
一方的に話すのではなく、相手の聞きたいことに的を絞って話すことが大切です。
相手の質問の意図を汲み取り、的確に答えることを意識することが賢明でしょう。
相手が何を知りたいのか、何を見ているのかは、
会社によりけりといったところもあります。
ここでは、各面接における着眼点を下記の記事のようにまとめていますので、合わせてご覧ください。
一次面接:

最終面接:

逆質問の際に何を聞けばよいの?
逆質問について、「何を聞けばよいのですか?」
とよく相談されます。
確かに迷いますよね。
ここでもやはり、
「相手は誰か」を考えることが大切です。
人事に専門的、技術的なことを聞くのはお門違いですし、
取締役等役員に福利厚生や現場のことについて質問をするのもまた、違います。
そして、単に質問すればよいという訳でもありません。
意欲を伝えることが何よりも大切です。
この逆質問については、詳しくは以下の記事をご覧ください。
質問例も載せています。
