あなたなりの信頼関係構築方法でコミュニケーション能力をPRしよう!
前回は、仕事をする上で大切なことについてお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、前回の記事の中で「信頼関係を構築すること」が大切とお伝えしました。
では、「あなたはどのように信頼関係を構築しますか?」
今回はこの質問について見ていきます。
あなたなりの信頼関係の構築方法を確立しておこう。
この質問、福祉系の業界や職種に多いです。公務員業界においても福祉職や保育士に多く、その他では警察官の面接においても聞かれたと報告を受けました。
この質問はどのような意図があるのか。まずはそれを見ていきましょう。
この質問の意図とは。
組織に入って、人とのコミュニケーションを大切にできるか、周りの人の信頼を獲得できる人物かを知るために、問われます。
前回もお伝えしているように、他人と接することが必須のビジネスの世界において、信頼関係の構築は必要不可欠と言えます。
前提として、ビジネスの中で人と接することは一切ないという仕事はありません。どんな仕事も少なからず人と接することはあるでしょう。
だからこそ、信頼関係の構築は仕事の基本スキルと言っても過言ではないでしょう。
あなたも、アルバイトやサークル、その他日常において、信頼を得て仕事や役割をもらうことができたり何かしら頼りにされたりということを経験したという事はなかったでしょうか?
アルバイトで言えば、そのような信頼が給料に反映されたということもあったことでしょう。
信頼関係を構築することが、ビジネスの循環を生むことはもちろん、給料にもつながるのです。
あなたにとっての信頼関係を構築する方法とは。
では、回答する際のポイントをお伝えします。
① 信頼を得るために重要視していることを述べる。
② 客観的視点を入れる。
③ 「傾聴を大切に」は実はNG。
① 信頼を得るために重要視していることを述べる。
この質問に対して持ってほしい回答の軸は、「信頼を得るために何を重要視しているか」ということです。
信頼を得るための方法として、あなたはどのようなものを持っているでしょうか?それを答えられるとベストです。
② 客観的視点を入れる。
信頼関係の構築する方法を話すこととお伝えしましたが、気をつけてほしいことがあります。
それが、「客観的視点を取り入れる」ということ。信頼関係の構築方法は、往々にして主観的になりがちになります。なぜなら、「自分はこうした。」と自分が主語になるためです。
そのため、その方法によりどのように信頼されたのかという客観的視点を述べるようにしましょう。
有効なのが、「他人からの評価」です。これについては、以下の記事も合わせてご覧ください。

③ 「傾聴を大切に」は実はNG。
よく、「傾聴を心掛けています。」という方がいますが、これはNGです。なぜなら、傾聴することは当たり前だから。そして、傾聴の意味を履き違えているからです。
傾聴の「聴」とは「耳で聞き、目で観察し、心で感じる」ことを言います。
つまり、耳で聞くだけでは不十分。それにも関わらず、よく聞くという意味で使う人が多いのです。
例えば、悲しみを口にする人の気持ちに寄り添い受容し、一緒に泣くことができて初めて傾聴と言えます。
そのため、聞くことそのものではなく、どのように聞くかに主眼をおいて述べることが望ましいでしょう。
いかがでしょうか?
誰かと友達になるといった場合も、信頼関係を構築することから始まります。
ただ、ビジネスにおいては立場が異なる人や価値観の異なる人と関わりを持つことになりますので、単に友達を作るための信頼関係構築方法とは異なることはご理解ください。
そのため目上の方との信頼関係構築方法を述べられるとベストではあります。目上の方とのエピソードがない場合は、同世代とのエピソードでも構いません。
あなたなりの信頼関係の構築方法をぜひ見つけ出しましょう。