面接で言葉がうまく出てこない。そんなときの対策法とは。
前回は、エントリーシートをただ暗記するのではなく、面接では想いを載せて受け答えしようとお伝えしました。詳細はこちらをご覧下さい。

さて、面接指導をしていると、「面接でうまく言葉が出てこない」という相談を受けることがあります。
今回は、このような質問への回答として、うまく話すコツのようなものをお伝えできればと考えます。
うまく話すコツは自分の中にある。
うまく言葉が出てこないのは、おそらく緊張もあるでしょう。緊張することは仕方ないとしても、こと面接においては、話さないと先には進めませんね。
最近は、「コミュ障」という言葉が流行っていますが、会話に苦手意識を感じる場合には、意識をすれば克服することが可能です。
「言葉がうまく出てこない。」その克服に大切なのは、考え、聴き、質問すること。
うまく言葉が出ない。これは、面接をこなせば確実に話せるようになります。それは確実に言えることです。面接練習をたくさんこなしましょう。
そして、言葉がうまく出てこないことへの対処法として、面接時そして普段からの心がけが大切です。
① 日常的に自分の意見を持つこと。
② 面接ではしっかりと聴き、ときに質問する。
① 日常的に自分の意見を持つこと。
まず、世の中の動向やニュースの様々な話題に興味を持ちましょう。世の中の動向を知らなければ、適切なサービスはできません。何より、面接で「気になるニュース」を聞かれることもあります。
さて、大切なことは、ニュース等世の中のことに対して自分はどう思うか考え、自分の意見を持つように心がけてください。
そのニュースに対する自分の意見としてはどう思うのか。それを自問自答するだけでも考える力がつくという効果はありますが、可能なら友達や家族と積極的に自分の意見を言うようにしましょう。
その際は自分はこう思うと自分の意見を伝えるに留まり、ディベートのような議論をすることまでは求めません。
それは違うなどと相手を否定をするのではなく、「なぜ相手はそう考えているのか?」と興味を持って聴くことが大切です。
意見を交わし考えを深めることができれば、相手の話す意図を汲み取ることもでき、会話に対する抵抗力がなくなります。
② 面接ではしっかりと聴き、ときに質問する。
面接においては、面接官がどのような意図で質問しているのかを考えながら、受け答えするようにしましょう。
そのためにも、日常から自分の考えを持ち、誰かと意見を交わすことを心掛けてほしいのです。
そして、面接官の質問の意図がわからなければ、素直に質問することが望ましいです。分からないことをそのままにしないこと。
よく、聞き返してはダメなのでは?と考える方がいますが、そんな事はありません。聞き返すことこそがコミュニケーション、会話のキャッチボールなのです。これについて、以下でもお伝えしています。合わせてご覧下さい。

もしあなたが聞き返したことで、面接官が憤慨するようなら、あなたの聞き方の問題か、もしくは面接官の度量の足りなさ故でしょう。
いかがでしょうか?
言葉がうまく出てこない。その場合は、まずは落ち着いて面接官の質問に耳を傾けましょう。どんな意図なのか、そこに焦点を当て深慮しながら回答をするよう心がけてください。答えられなければ質問をすればよいのです。
どんな意図なのかを考えるためにも、日常において、様々な事象やニュースに対して自分がどう思うかという意見を持ちましょう。意見を持つために注意深く観察したり深慮して話すという癖がつきます。
ぜひ試してみてください。
この他、面接における説明の仕方や伝え方についてはこちらをご覧ください。

