この時期だからこそ、公務員としての想いを醸成する。
前回は、就活にも関わるAIとの関わり方について言及しました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、公務員に関してA日程(春受験)の試験が面接も含めて、ほとんど収束を迎えました。
残るは合格発表のみ。
私が支援している方には口酸っぱくお伝えしていますが、一息ついても、その一息が長引かないこと。
B日程の2次対策、C日程のエントリーシート提出締め切り間近です。
休んでばかりもいられない。あなたが公務員を目指す理由を再確認しよう。
この時期が一番の分岐点。
なんとかA日程の試験までは歯を食いしばって…。
張り詰めていた緊張の糸がプツンと切れて、急に視界を奪われ目の前が真っ白に。
いや、待って。少し落ち着こう。
あなたはどんな選択をしますか?
緊張の糸が解けると、ふと自分を見失いがちになる。
あれ?自分、何でこんな頑張ってたんだっけ?
こんな時ほど、あなたの本気を心の真ん中に戻してほしいと感じます。
何の為に公務員を目指したのか?なぜ公務員なのか?
初志貫徹、C日程も併願し引き続き受験する人。合格できるか不安で民間をという人。
もしかしたら、一次試験に受からず公務員を諦め民間をという人もいるかもしれません。
様々な分岐がある中、そのいずれにしても、
公務員として何を実現したいか、本当にその自治体で良いのか。民間を見るならば、民間として成し遂げたいことは何か。今一度自分自身に問い掛けてみましょう。
特にこの時期から民間も見ようという人は、公共性の高い組合等に応募する方が多いです。
志望動機を聞いてみると、なんで公務員じゃないの?と思えるほど、限りなく公務員に近い。
それなら、もう少し頑張ってみればよいのにって思うことも。
公務員試験は秋まであるし、それこそ二次募集として冬に試験を行うところも増えてきている。
無理に気持ちを作らずとも、せっかくの目の前のチャンスをもう少し活かしてもよいのではないだろうか?
おそらく、民間よりの軸を今から作っても、その場しのぎ的な就職はできても今後の社会人数十年の中でのしこりは残る。もやもやは消えないかもしれません。
それなら、もう少し考えていなかった自治体かもしれないけれども頑張ってみたほうが、公務員として実現したいことにはつながります。
もし、民間を見たいのなら、公務員志望として持っていた軸と共通したものを心の真ん中に置くこと。
その軸が叶えられるのは、なにも公共性の高い組合だけではないはずです。
いかがでしょうか?
この時期、少し時間に余裕ができたからこそ、ガス抜きし過ぎることなく、今一度じっくり考えてみましょう。
しっかりと自分と向き合える数少ないチャンスです。自分を見つめ直して、今後の公務員戦略、就活戦略を立てましょう。
あなたはこの夏、どんな選択をしますか?