公務員になりたいならば、イメージを壊せ。
前回は、傍を楽することについてお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

仕事において、傍を楽するといえば一番は公務員といえるでしょう。
公務員。あなたはどのような印象をお持ちですか?
公務員こそ究極のサービス業。
公務員は全体の奉仕者と定義されていることからも、国民、県民、市民、住民、すべての人の生活を楽にするために存在しています。
その対価として、税金を住民に支払ってもらうということになります。
それ故に、問題を起こせばバッシングを受けることも。税金泥棒なんて、心無いことを言われますね。
公務員の利益追求については、以下をご覧ください。

そして、よく言われる誤った公務員のイメージとして以下のようなものがあります。
公務員志望の方が陥りがちなイメージとしてある「仕事が楽そう。」
公務員の誤ったイメージとしてあるのが、「地味」、「ラクそう」、「残業がない」「ずっと役所内で仕事してる」というもの。
どれもイメージが独り歩きしています。
例えば市民課のように、部署によっては1日役所内で仕事するという課も、確かにある。けれども、公務員の仕事は、クリエイティブな側面も兼ね備えています。
役所に来た住民への対応がメインの課もあるその裏では、現地調査として市民の生活状況の調査をしていたり、町内会や企業とまちづくりにおいて外で会議をしていたりする。
観光課では、土日にまちおこしイベントの開催があれば土日に仕事することだってありうるのです。
職員の仕事の9割は外で仕事しているという部署がほとんどなのです。現地調査後にその結果をまとめるために役所に戻って資料作りをすることもしばしば。
手当の1つに宿泊手当、休日出勤手当があったり、とある省ではベッドが置かれていたりと、残業や休日出勤、宿直があることもある。
もし公務員を志望するなら、そういったことも理解した上で志望することです。
民間以上に志望動機は厳しい。
以前の記事でもお伝えしていますが、公務員の志望動機は、民間以上に厳しい。民間以上の論理性が求められます。
以前の記事はこちらをご覧ください。

地元だから受かるなんてことは、一昔前のお話。今では、地元じゃなくても受かります。
地元が好き、地元を良くしたい。これだけでは志望動機とは言わない。その想いが根本にあって、ではその次のステップとして公務員としてどうしたいのかが問われるところ。

その逆に、知らない自治体だからとテキトーなこと書いてちゃ、やはり受かるものも受からない。
児童館があって、公園があって、「いやー住みやすいまちだと思いました!」
自然が豊かで、「子育て環境によいまちだと思いました!」
こんなありきたりなことでは、その自治体でないといけない理由にはならない。いや、むしろ住んでくれさえすればそれでいいと思われるのがオチだ。
そろそろ気付こう。
その自治体の調査をしないと志望動機すら作れないことに。そして、机上の調査では、皆と同じような志望動機になることに。
まち歩きのすゝめ。

3年生以下の方も、勉強ばかりがすべてじゃない。
いかがでしょうか?
公務員のイメージ。勝手に作っていませんか?そのイメージは本物と言えますか?
公務員は、事務だけやってりゃいいってもんじゃありません。