【公務員】2月だからこそ、エントリーシートの書き方の練習やっておくと良いよという話。

公務員

公務員の本試験に向け、この2月ころからエントリーシートの準備もしておこう。

公務員試験を受験する人は、この2月は模擬試験が忙しくなってきているのではないでしょうか?

あとは論文の練習の比重が大きくなっているかもしれません。

学問的知識を落とさないこと
そして
時事的・業務的(その多くは面接や論文のための)知識を身につけること

それがこの時期には求められます。

学問的知識にばかり気を取られていては、人物重視の公務員試験の対策はできません。

その人物試験のために、伝えることをまとめておく必要があります。

さらに、その人物試験の一環としても、実は申込みの段階からあなたは試されています
ここは企業も同様。

それこそが書類選考であり、そのためのツールがエントリーシートです。

自分の受ける採用試験は書類選考ないからいいやって?
いやいや、そうも言ってられない。

大切なのは、書類選考の有無ではなく、エントリーシートの中身です。

昨今は申込段階から志望動機が求められる。

昨今、4月頃から書類選考を含め大卒向けの採用試験をスタートさせる自治体が増えてきました。

その一例として、平塚市があります。

平塚市は毎年、4月に申し込み受付を開始し、書類選考を行います。
その後、面接やらSPIやらが行われ、昨年実績であれば4次試験まであり、8月に内定が出る流れとなっています。

参考までに平塚市から引用した昨年度の受験案内をご覧ください。

2019年度平塚市職員採用受験案内

そして、書類選考のためのエントリーシートがこちら。
自己アピールシートというものが該当します。
ただし、障がい者対象または土木技師・保健師向けとなります。ご了承ください。

令和4年度第1回職員採用試験 | 平塚市
職員採用試験に関するページ

この平塚市のように、申込みの段階でエントリーシートを提出させ、しかもその中身としては、自己PRや志望動機を含めた多項目または相当の字数を書かせる自治体がここ数年で急増しているのです。

書類選考の有無に関わらずです。

そのため、申込み時点で人に胸を張って伝えられる自己PRや志望動機でなければなりません

ただし、「申込みの段階で」これらを考えれば良いわけではないのです。

今の時期からエントリーシートを書くことに慣れておこう。

申込みの段階で納得の行くレベルの志望動機や自己PRを持っておきましょう。

なぜなら、本試験が開始されれば、試験に追われゆっくり考える暇がなくなるからです。

併願を考えると、ほぼ毎週のように筆記試験があり、そこに人物試験が加わると、準備期間はほとんどない状態を経験することになります。

筆記試験の勉強なんて確実に手が回らなくなる。
だから、これまで筆記の勉強を必死にやってきたわけで。

人物試験も、集団討論の準備やプレゼン・面接の準備を採用試験ごとに行わなければならない。

筆記試験合格後、一週間以内に面接が行われるなんてよくあること。そんな短期間で、しかも試験立て続けに行われれば、疲弊します。

本試験が始まればとにかく忙しくなる。
筆記試験を受けながら面接の対策もしなきゃいけなくなる。

本試験が開始されれば、やりたいことを調べたり、自己分析をしたり、悠長に準備していられなくなります。

じゃあいつやる?
今でしょ!

ってなる。

今やるべき自己PRや志望動機の準備として、

  • 時事ニュースの確認
  • 官公庁・自治体研究
  • 自己分析

これらは、論文対策にも繋がります
論文を書くために必ず行わなければならないことなのですから、
同時に自己PRや志望動機を書く練習もしましょう
そのほうが効率が良いです。
とうせエントリーシートに書かなきゃいけなくなる時が来るのだし。

志望先を研究がてら、良いと思えることや共感できることはノートにまとめておくこと
何をどのように良いと感じたか、その理由は何かも具体的にまとめておきましょう

そして、エントリーシートでも400字程度を書くことになりますので、最初は論文用紙に800字程度で書きましょう

それを要約し400字、200字にまとめるとエントリーシートバージョンが作れます

論文も面接もセットで考えよう。

やることがたんまり…と思うかもしれませんが、セットで考えることです。

論文対策も面接対策(エントリーシート対策も含む)も、その基本は志望先研究と自己分析にあります

論文も面接も、自分の考えを伝えるもの。この2つには一貫性が必要です。

各々を個々で考えるのではなく、同じことを別の手段で伝えているに過ぎないことを意識して、俯瞰して両対策に着手してください。