公務員といえど、試験種ごとに性格はある。
前回は、良し悪しではなく実現可能性の高さで就職先を選定しようとお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、私は最近公務員試験の面接練習が多くなり、連日人物試験の指導をしております。
最近思うことが、公務員みな同じという考えが受験生にはあるなということ。
公務員もマッチングが大切。
公務員は、国家公務員と地方公務員に分かれます。
国家公務員でも官庁訪問で分局も合わせ、省庁ごとに様々な性格を持っています。
地方公務員も、日本には約1800もの自治体があり、やはり自治体ごとに様々な性格を持っています。
試験種ごとの性格を知ろう。
例えば自治体でいえば、自然との共生を理念とする自治体もあれば、都市化を重点プロジェクトとする自治体もある。
地域住民のために先進的な取り組みを次から次に推し進める活発な自治体もあれば、保守的でも何が住民のためかを考えてから精査してから住民の真に求めるサービスを提供する自治体もある。
政令指定都市とその他の自治体で分けてもまた違う。
自治体ごとの性格はあるのです。
それは、試験制度を見ても分かること。
SPIだけで受けられたり、人物試験のみで受けられる試験制度の場合には、先進的な取り組みを好む自治体が多く、発想力や独創性を求めているところが多いでしょう。
企画力や発想力を活かしたいという方は、こういった自治体に好まれます。
このように、各省庁や各自治体の性格を知った上で、そして自身がどんな公務員になりたいか、公務員として何をしたいかをしっかりと照らし合わせて受験することが大切です。
いかがでしょうか?
併願は大切。けれども、そこに試験があるからなんていう軽はずみな選び方では、ご自身とのミスマッチを招くだけ。
公務員の説明会はもちろん、白書や計画を読み込みその性格を見極め、あなたに合う自治体を探しましょう。地元が合うとは、地元が受かるとは限りません。