本試験を見据えて択一対策の補強を。
公務員試験、最初の難関は択一試験ですね。
昨今はSPIの導入も目立ちますが、まだまだ多い従来の試験を行う採用試験。
その科目数が半端なく多いこともあり志望者は減る一方ですが、
公務員試験は満点を取る必要のない試験です。
あれもこれもと勉強する必要はなく、現状を踏まえての正しい勉強法を選択しましょう。
択一試験の勉強法
大きく、復習、新科目の学習に分けて、択一試験について触れます。
これまで学習した科目の復習
問題集を使って短い時間制限を設けて解き、忘れないための復習をしましょう。
新しく学習する科目もあるため、いつまでも1時間、2時間問題集とにらめっこしてはいられません。
短い時間制限の中で忘れないための復習と、解けない問題や覚えきれていない箇所の洗い出しをしてください。
解けない、もしく覚えきれないものに関しては別途復習とは違う時間を作り、問題のレベルを落として解き直したり、覚え直したりしてください。
一番手っ取り早く、良い復習方法は、模擬試験の活用です。これについては、以下の記事をご覧ください。

新しい科目の導入
新しい科目の学習も大事ですが、時期的にも効率的に詰め込むことが大切です。
公務員試験の択一試験は、満点を取る必要はないものの、採用候補者名簿の上位に食い込むためには、なるべく高い点数であることが望ましい。
そのためにも、1点をもぎ取るための学習をしましょう。
教養試験科目、専門試験科目に分けて紹介します。
教養科目
教養科目は大きく、一般知識と一般知能に分かれ、
一般知識
文章理解:現代文、古文、英文
となります。
これらは、早くから勉強をしている人が多いため、上述の復習を粛々とこなしてくれればよいでしょう。
もし今からこなそうという方がいるならば、
数的処理は、判断推理全般や空間把握全般と、数的処理のできそうな部分の勉強を、
文章理解は、現代文を重点的に勉強しましょう。
一般知能
人文科学:日本史、世界史、地理、思想、文芸
自然科学:数学、物理、化学、生物、地学
となります。
政治、経済は以下でもお伝えしたとおり、問題集中心で良いでしょう。教養のみの学習の人もこの時期はすでに勉強しているはずの科目ですので、問題集中心です。

社会は専門科目の国際関係や社会政策が多少はかぶりますが、時事の確認を中心に行うことが望ましいです。
さて、人文科学、自然科学については、この1月〜4月の中で学習しつつ模擬試験を活用することができるようになる近道です。
この二つの分野においては、センター試験で選択した科目を中心に勉強すると良いでしょう。
センター試験の時に勉強した内容を思い出しながらの学習をするならば、問題集中心の学習で良いでしょう。
もし、一からの学習が必要と感じるならば、
文系で事務職を目指すなら、人文科学>自然科学で、人文科学に、
理系で事務職を目指すなら、人文科学<自然科学で、自然科学に、注力しましょう。
それでも、全範囲の学習ではなく出やすいところのみを勉強すること。
ただし、特別区を除いて人文科学の出題数>自然科学の出題数で、自然科学の出題数の方が少ないことには留意しておきましょう。
いずれにせよ、数的処理、文章理解、社会科学の中でなるべく点数を取ることを意識して学習しましょう。
人文科学、自然科学は模擬試験や本試験を通してできるところを増やしていく意識を持てば良いです。
専門科目
主要な科目を
民法(総則・物権)
民法(債権・親族相続)
行政法
ミクロ経済学
マクロ経済学
政治学
として、これらの学習を昨年12月までに終えているならば、
これらの科目の復習(上述のように忘れないための復習です。)をしつつ、それ以外の財政学や経営学、労働法、行政学、社会学、国際関係に取り掛かりましょう。
財政学はミクロ経済学やマクロ経済学と内容が被っていますので、それ以外の日本の財政状況についての数字を押さえておくこと。
経営学は数字を覚えたり計算をしたりが苦手な人は、財政学をカバーする意味で学習しておくことをお勧めします。
労働法は、内容が分かりやすく取っつきやすいことからも学習をお勧めします。
それ以外については、好き好き・・・としておきましょうか。
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