公務員の仕事のベースは広報。なら、あなたのやりたいことは何か。
前回は、最短最速とはいえ基本準備を怠らないことをお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、公務員の受験支援は、秋受験向けが佳境を迎えつつあります。
なお、まち歩きは必ずやりましょう。

広報活動=持続可能なまちの実現のため。
「当役所でやりたいことは何ですか?」
「入りたい部署は何ですか?」
こんな質問を面接ですると、ほぼ確実に返ってくるのが「広報」。
もう聞き飽きるほどです。
持続可能なまちづくりのために何をしたいか。
やりたいこととして「広報」を挙げる人は、やはり必ずといってよいほど、「SNSを使って・・・。」と続けてくる。
やりたいことを「広報」とするのは、受験者の常套手段。私が聞き飽きるのだから、市役所の面接官も聞き飽きていること間違いなしです。
広報は、公務員の仕事のベースにあるもの。
自治体職員であれば、その自治体を将来にわたって持続可能なまちにすることが課題です。持続可能なまちにするには、自治体の内外に、その自治体の存在をアピールしなければなりません。
どのようなアピールが必要か。
内部的には、住民満足度の向上。つまりサービス充実度を上げていくこと。
外部的には、その自治体に多く訪れてもらうなど、知名度を上げていくこと。
どちらも、必要なのはお金、つまり税金です。
では、税金を増やす為にはどうするべきか。
定住者や訪問者を増やすことでしょう。逆に流出者を減らすことも大いにアリです。
そして、定住者や訪問者を増やす為にはどうしたら良いか。
ここが志望者により違う部分です。
人によって、
高齢福祉の充実を、
児童福祉の充実を、
地域コミュニティの活性化を、
景観整備を、
なんて答えるでしょう。
この部分において、あなたが何を考えているのか。ある一つの視点のみならず多角的な視点でモノを見られるか。それが重要です。
そして、もし本当に「広報課」にいきたいなら、「SNS」などと、ありきたりな方法は避けましょう。
考えてみてください。ご自身の経験の中でどのような広報活動や宣伝を行いましたか?
それはアルバイトやサークルといった経験のみでなくてもよいのです。
あなた自身をどう宣伝したかも考えてみると、あなたならではの宣伝方法が見つかるかもしれません。
いかがでしょうか?
広報に力を入れたいと言えば受かるような甘いものではありません。「広報」を口にした瞬間、ろくな調べもしていないことがバレバレ。
どのようなことをやりたいのかを具体的に。そして、広報の方法にも工夫が必要です。
あなたなりのやりたいこと、宣伝方法を見つけましょう。