この時期、教養だけに絞って良い?
前回は、言葉が思考を作ることをお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、公務員の勉強の相談も増え、中でも民間との併願や専門科目を切るべきかという相談が増えてまいりました。
専門科目の重要性。
今回は、専門科目が苦手で教養だけに絞ろうかを悩んでいる方へお伝えします。
なお、民間との併願については以下をご覧ください。

専門科目のうち2科目は継続学習を。
大卒程度の公務員試験が本格始動するまで、残り半年程度。
専門科目の勉強具合があまりよろしくないという方もいらっしゃるかもしれません。
どの専門科目も苦手だという方、もしかしたら勉強方法に改善点があるかもしれませんが、教養科目だけに絞るのもアリではあります。
ただその分、一次試験の倍率が跳ね上がることは覚悟したほうが良いでしょう。教養科目の出来が非常に良いのであれば何も問題はありません。
教養科目のみで受けられる自治体の場合、民間併願者が多数受験をします。
民間中心の方ほど専門科目に手を付けられず教養のみに絞るためです。また、基礎学力が高ければ、教養科目は取っ付きやすいことも理由の一つです。
一方、専門科目ありの試験は、純粋な公務員志望者が多いことからも、教養のみの試験に比べれば、一次合格する確率は高まります。
このことからも、専門科目をこの時期に勉強しているなら、勉強方法の見直しをしてもう少し頑張ってみてほしいというのが、本音です。
さて本題。
どうしても教養だけにしたい場合はどうするべきか。
・数的処理(判断推理、数的推理、空間把握、計量、資料解釈)に注力する。
・専門科目の憲法、政治学だけは継続する。
専門科目を捨て教養科目のみに切り替える場合、以上は最低でも意識してほしいです。
ん?数的処理は最重要科目だから分かるとして、専門科目結局2科目は勉強することになるやんって?
そうです。
それはなぜか?
憲法と政治学は、教養の政治に出るためです。
教養と専門という括りにおける難易度に差はあるものの、憲法や政治学の内容が教養政治として出題されます!
勉強しない手はないでしょう。
憲法と政治学は継続して勉強し、問題は教養政治の問題を解くようにすれば、良いです。
そして、余力があればミクロ、マクロ、財政学も同様の理由から継続はしてほしいですが、経済系の科目は苦手な人が多いため、マストではありません。
専門科目の勉強は教養科目を補うことができる。
その意味では、実は社会もある程度専門科目でカバーできるのですが。。。社会科学の中で重要なのは政治・法学であるので、まずはそこから。
いかがでしょうか?
専門科目、やってほしいなぁ。
勉強方法を変えたいという人は、その改善点は人により様々であるため、個別にご相談ください。
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