公務員の志望動機は特色を知ることにある。
前回は、文句ばかり言うのではなく、他を認め解決に向けて行動できるようになろうとお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、最近は公務員の面接が多く、ありがたいことに一日面接指導をする日も。忙しくさせて頂いています。
そんな中、増えてきたのが、志望動機=やりたいこととなっている方。特に地方において多くなってきています。
やりたいことは、志望動機とは違う。
公務員志望の方は、志が高い人が多い。その理由は、公務員として何を実現したいかを考えているからです。
予備校としても、受かってもらうためにそこを重視する予備校が多い。
けれども、その実現したいこと。その志望官庁、志望自治体でないとできないことなのでしょうか?
特色を知る。
例えば、多く聞く実現したいことの例が、子育て支援をして子どもたちにとって住みよいまちにし、将来の定住につなげたい。
これは、色々な自治体で言えることです。広い括りで言えば、国家で対策をしても良い。
東洋経済オンラインでは、2045年に人口が激変する自治体ランキングとして紹介しているほど、どの自治体でも人口増減とくに減少は問題視されています。以下をご参照ください。

では、なぜその志望自治体でなければならないのでしょうか?
地元だから、好きだからはあくまでその自治体を受けるきっかけに過ぎません。
ではなぜ?
ここを捻り出すのが難しいという方が多くいらっしゃいます。
そのような方は、以下を意識してみましょう。
・その自治体の特色は何か。
・地元でない場合、地元との違いから感じる特色やその自治体の長所は何か。
・国家の場合、どのような日本の特色を伸ばしたいのか。
・その特色をどのように国政、市政に活かしたいか。
国やその自治体の特徴や特色、長所があなたに合うのかどうか。そこがまずは大切です。
そして、それらを活かすにはどうしたらよいか。それを考えてみると、「この特色をこう活かしたいからこの官庁、自治体だ」といえます。
これについては、以下もご覧ください。

いかがでしょうか?
実現したいことというのはどちらかといえば、公務員の志望理由です。
その次に考えるべきは、その組織でならどう実現できるかということ。
それを考えるために、特色を知るのです。その組織である理由を見つけましょう。