公務員試験の面接に必要な観点とは。
前回は、具体性の重要性をお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、警視庁の発表も近くなり、公務員の面接指導も忙しくなってきました。
公務員系の面接。公/民両方の就職支援をしている私からすると、そこまで大きく変わるわけではありません。
公務員にあなたは向いているといえるのか。
なぜ、公務員なのか。民間では成し得ないのか。
まずはこの観点が大切と言えます。公務員として何を実現したいのかという点では、民間でいう業界と変わらないでしょう。
○○業界で何をしたいのかと同義ということから、公務員業界と私は言います。
では、この公務員業界であなたは何をしたいのか。
面接ではこの観点を中心に聞かれます。
オーソドックスな質問から考える、公務員としての向き不向き。
公務員の中でも、なぜ国家なのか、地方なのか。その違いは何か。
国家と一括でいっても、なぜ行政、立法、司法なのか。
地方と一括でいっても、なぜ都道府県庁なのか、政令市なのか、特別区、市町村なのか。
それぞれの役割は当然異なります。各立場における役割を理解しておきましょう。
そして、面接において、もう一つ意識するべきが「公務員に向いているか」という視点です。
公務員には国も地方も、行政職も公安職も、その仕事の特殊性から高い倫理観が求められます。
国民、県民、住民の生命や財産を守る存在。
それが公務員なのです。
そして、住民と各部署、各施設、民間とをつなぐパイプ役でもある。
以上のことからも責任感やチームワーク力がなくてはなりません。
公務員に求められる能力はこれだけでなく、当然他にも挙げられますが、まずは根本の大切な能力として抑えておいてください。
こういった能力が自分に備わっているかを経験から掘り起こしておきましょう。
いかがでしょうか?
志望動機系はなぜ公務なのかという観点が加わります。
そして、自己分析系の質問は民間とほとんど変わりませんが、公務員に向いているのかという観点がもちろん加わります。
上記の観点を踏まえた受け答えを心掛けましょう。
「なぜ公務なのか?」
「公務員と民間の違いは何か?」
「なぜ国家なのか?なぜ地方なのか?両者の違いは?」
「公務員として大切なことは何か?」
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