志望動機は好き嫌いを言うものではない。
前回は、本音と建前についてお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、志望動機はあら探しとは違う。今回はそんな話。
志望動機は価値観のマッチング。
面接で志望動機を聞くと、問題点や課題点を指摘しつつ志望動機を話してくれる方がいます。
それ、けっこう博打踏んでます。
嫌いだから付き合っては、自分本位すぎやしないか。
問題点や課題点は、いわゆるその組織の弱点となる部分。そんなところをダメ出しされて、嬉しいでしょうか?
異性から告白される際に、「あなたのこんなところがダメだよ、こんなところを直したほうが良いよ。だから付き合って。」と言われても、付き合いたいという気にはなれませんね?
同じことです。こんなところが良くないよ、なんて上から目線に言われて採用するほど、組織は寛容ではありません。
そもそも組織は人で形成されているわけですから。
かといって、無駄に褒めちぎるのも違う。志望動機は、褒めたりもちろんけなしたりするためにあるのではありません。
志望動機は相手の価値観と自分の価値観をすり合わせ、どんなところに共感できるか、その組織を通して何を実現したいかを伝えるためのものです。
では、ここで。
あなたにとって働くとは何でしょうか?

志望動機を立てられない人は、まずはそこを考えてみましょう。
いかがでしょうか?
恋愛でもそうですが、○○については合う、△△については合わない。合わないところもあるけど、それでも合うところのメリットのほうが大きいからこそ一緒にいたいと思えるはず。
組織と個人の関係も同様ではないでしょうか。志望動機はその価値観の共感を伝える事が大切です。