志望動機は想いだけが独り歩きしないように!〜市場調査も欠かさずに。〜

志望動機

志望動機を考えるために他人目線をプラスしよう。

前回は、志望動機と自己分析はリンクをさせて答えようとお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

面接は、志望動機と自己分析に一貫性を持たせて答えるべし!〜過去と未来をつなぐのは、あなたの想い〜
自己分析と志望動機に一貫性を持たせて論理性を高めよう。前回は、クレーム対応の答え方についてお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。エントリーシート添削や面接指導において、ほとんどの方が自己分析系は自信を持って答えているのに対し...

過去の経験から何を感じ、未来にどうつなげるか。それが大切。そうお伝えしましたが、その想いが先走る方が急増しています。

消費者目線からの脱却を。

以前から、「その組織で働くという視点」をとお伝えしていますが、やはりなかなか脱却ができない消費者、利用者目線。

けれども、この消費者目線での発言が裏目に出ることがあります。

消費者としての想いを語るなら消費者に甘んじてほしい。

消費者としての想いが熱い方がいます。そんな方に、その組織の事業や理念を聞いてみると、あまり話せていないという方が多いように見受けられます。

商品が好き、周りに広めたい。そういった想いがあれば、採用される!わけでもないのです。なぜなら、商品やサービスのブランド力に惹かれたのなら、消費者として今後も商品サービスを購入してくれれば良い。

消費者目線として、アンケート等にご意見をくれれば、それで良いのです。

公務員志望の方においても同様です。地元が好き、地元の良さを知ってほしい。それなら、住み続けて税金を納めてくれればそれて良い。

PRも今の時代、SNSで発信してくれればそれで良い。わざわざ職員になってもらう必要はないのです。

それにも関わらず採用に応募するのはなぜか。従業員としてどうしたいのかを組織としては知りたいのです。

その、「従業員としてどうしたいのか」を考えるようにしましょう。

この従業員目線の大切さは以下でもお伝えしております。詳細はこちらをご覧下さい。

志望動機②~自ら創るための行動を~
志望動機作成のために、まずやるべきこと前回は、業界研究について述べました。詳細はこちらをご覧ください。業界研究はつまるところ「企業研究」です。大半の人が、「この業界・企業で働いてみたい。」「こんな職種を経験してみたい。」...
志望動機③~従業員目線を大切に~
昨日のブログの最後には、就職志望先のサービスを利用することで、志望動機を作ることをお伝えしました。普段何気なく様々なサービスを利用しているはずです。そこで、意識してほしいことが、どのようなサービスにおいても従業員目線を持ってほしいとい...

自分目線+αで他人目線を。

従業員としてどうしたらよいかを考えるには、まずあなた自身がその組織で何をしたいか、どうやってその商品サービスを広めるか、あなた目線を考えることが必要です。

それだけでも、従業員目線は十分に持つことができます。もちろん、事業内容や企業理念等の確認といった企業研究をすることが前提としてあります。

そして、あなたの目線以外に意識してほしいのが、他人目線です。それは、あなたとは違う視点であることが多いです。

もし、あなたが志望する組織の商品サービスを良いものと捉えていたとしても、他人からしたら品質の悪いものかもしれない。

あなたが感じるその商品サービスの長所は、他人からしたら短所になるということが往々にしてあるのです。

つまり、他人の中にある答えを元に、新たな商品サービスの提案ができる

それが志望動機ややりたいことの源泉となれば、組織もあなたが真に組織を考えてくれている存在だと認めてくれるでしょう。

あなた目線+他人目線で、志望動機に厚みを持たせましょう

それを元に、以下の「新規事業を提案してください。」という質問の回答も考えてみましょう。こちらをご覧下さい。

新規事業を提案してください。〜提案は研究してこそ生まれる。〜
「新規事業の提案をしてください。」に答える為に。前回は、上司と意見が食い違った際の対処法の受け答えをお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。さて、就職活動をする上で、総合職を受けるという方もいますね(公務員試験であれば上級職と...

いかがでしょうか?
想いが先行している方は、その想いの強さに関しては目を見張るものがあります。けれども、それだけでは受かるものも受からない。

焦る気持ちを落ち着けて、念入りに企業研究をして、自分以外の周りの方への市場調査も綿密に行いましょう。あなたの志望動機を強固なものにしましょう。