志望動機を考えるために他人目線をプラスしよう。
前回は、志望動機と自己分析はリンクをさせて答えようとお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

過去の経験から何を感じ、未来にどうつなげるか。それが大切。そうお伝えしましたが、その想いが先走る方が急増しています。
消費者目線からの脱却を。
以前から、「その組織で働くという視点」をとお伝えしていますが、やはりなかなか脱却ができない消費者、利用者目線。
けれども、この消費者目線での発言が裏目に出ることがあります。
消費者としての想いを語るなら消費者に甘んじてほしい。
消費者としての想いが熱い方がいます。そんな方に、その組織の事業や理念を聞いてみると、あまり話せていないという方が多いように見受けられます。
商品が好き、周りに広めたい。そういった想いがあれば、採用される!わけでもないのです。なぜなら、商品やサービスのブランド力に惹かれたのなら、消費者として今後も商品サービスを購入してくれれば良い。
消費者目線として、アンケート等にご意見をくれれば、それで良いのです。
公務員志望の方においても同様です。地元が好き、地元の良さを知ってほしい。それなら、住み続けて税金を納めてくれればそれて良い。
PRも今の時代、SNSで発信してくれればそれで良い。わざわざ職員になってもらう必要はないのです。
それにも関わらず採用に応募するのはなぜか。従業員としてどうしたいのかを組織としては知りたいのです。
その、「従業員としてどうしたいのか」を考えるようにしましょう。
この従業員目線の大切さは以下でもお伝えしております。詳細はこちらをご覧下さい。


自分目線+αで他人目線を。
従業員としてどうしたらよいかを考えるには、まずあなた自身がその組織で何をしたいか、どうやってその商品サービスを広めるか、あなた目線を考えることが必要です。
それだけでも、従業員目線は十分に持つことができます。もちろん、事業内容や企業理念等の確認といった企業研究をすることが前提としてあります。
そして、あなたの目線以外に意識してほしいのが、他人目線です。それは、あなたとは違う視点であることが多いです。
もし、あなたが志望する組織の商品サービスを良いものと捉えていたとしても、他人からしたら品質の悪いものかもしれない。
あなたが感じるその商品サービスの長所は、他人からしたら短所になるということが往々にしてあるのです。
つまり、他人の中にある答えを元に、新たな商品サービスの提案ができる。
それが志望動機ややりたいことの源泉となれば、組織もあなたが真に組織を考えてくれている存在だと認めてくれるでしょう。
あなた目線+他人目線で、志望動機に厚みを持たせましょう。
それを元に、以下の「新規事業を提案してください。」という質問の回答も考えてみましょう。こちらをご覧下さい。

いかがでしょうか?
想いが先行している方は、その想いの強さに関しては目を見張るものがあります。けれども、それだけでは受かるものも受からない。
焦る気持ちを落ち着けて、念入りに企業研究をして、自分以外の周りの方への市場調査も綿密に行いましょう。あなたの志望動機を強固なものにしましょう。