憧れでは終わらない志望動機を考えよう。
前回は、過去よりも現在や未来を考えようとお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

特別な経験をしないと就職できないというわけではありません。人それぞれの様々な経験から未来を想像し、そこから今どうすべきかを考えるようにしましょう。
過去の経験から現在と未来を見据える。これは、職種に対して昔から憧れを抱いていると見据えやすいと思われるかもしれません。
憧れの盲点は抽象性。
例えば、公務員、教職、看護士、保育士、ホテルマン、客室乗務員。これらは憧れを抱く職業としてよく挙げられるものですね。
こういった職業への憧れには、抽象的という盲点があります。
憧れは志望動機にあらず。
憧れ。どんな人も、何かしらの職業に憧れを抱いたことがあるはず。それを本気で追求するか、諦めるかの違いでしょう。
「自分は絶対こうなるんだ!」という強い気持ちがあなたを突き動かし、憧れを現実のものにすべく行動を起こしてきたのではないでしょうか?
私はそこにこそ盲点があると感じます。
それは、憧れの度合いが強いほど感じられます。憧れているからこそ、それが当たり前となっているのでしょう。「憧れているから、志望する。」という自己論理完結型の志望動機になったいる方が本当に多いです。
憧れは単なるきっかけに過ぎません。その憧れを現実のものにするために、どのような経験をし具現化していったかということが大切です。
そして、「憧れた。だから志望する。」というその間の論理性を必ず見つけるようにしてください。
・その職種のどんなところに憧れたのか。
・なぜ憧れを抱くようになったのか。
・その職に就いて、具体的にどのようなことをしたいのか。
これらを考えることで、職種に対する志望動機を作ることができます。そして、組織を志望するためのあなたと組織のマッチングの材料にすることもできるでしょう。
憧れだけでは志望動機になりません。憧れの裏にあるあなたの想いに目を向けてください。
あなたと組織のマッチングについては、以下も合わせてご覧下さい。

夢半ば。進路変更に迷うなら。
インターンシップや実習で憧れの職業を体験することもあるのではないでしょうか。その際、あなたの中の理想と現実にギャップを感じ、自分には向いてないと考えることもあったかもしれません。
そんな時は、「他に道はあるのだろうか?」と不安にも似た疑問を感じる方もいるのではないでしょうか?
私の所にもそんな相談に来る方が多くいらっしゃいます。「憧れていたけど、実習経験で向いてないと感じた。でも、他に何が向いているのかわからない。」これも、憧れの盲点といえます。
自分にはこれしかないという思いで行動をしてきて、急にぽっかり穴が空いてしまったかのような感覚。
そんな時は、憧れの裏にある想いに注目し、あなたが真に何を大切にしているのかを考えましょう。それが分かれば、道は違えどあなたの納得感を高めることができるはずです。
やはり自己分析が大切といえますね。以下が参考になれば幸いです。

いかがでしょうか?
憧れは、安易な志望動機を生みがちです。憧れの裏にある想いに目を向け、あなたの核を見つけ出しましょう。