志望動機は、やりたいことを述べるためにあるのではない。
なぜその志望先なのか。
志望理由を述べる上で、この観点が抜けている人が意外と多いです。
社風や福利厚生を述べるのは論外として、
自分のやりたいことや付きたい職種について述べてくれる人も多い。
ただ、それってその組織でなくても良いよね?
そう聞くと、大半の人が納得の行く論理的な説明をできなくなってしまいます。
逆を言えば、その論理的説明ができる人は強い。
その論理的説明をするために重要なのが、その組織と自分の共通項を見つけることです。
組織研究の徹底で、志望動機を論理的に組み立てよ。
共通項を見つけるには、やはり組織研究が最も重要。
それも事業面における研究が一番です。
- どんなことをやっているのか。
- それをやることで何を実現しようとしているのか。
- 業界シェアはどれくらいか。
- 同業他社に比べどこに力を入れているか。
- どこで差別化を図っているのか。特長は何か。
これらを研究し、その組織である理由を組み立てていきましょう。
それが志望動機になります。
他、業界研究の方法としては、以下もご覧ください。

志望動機①~相手を知る術=業界研究~
志望動機は、業界研究してこそ生まれる前回は、自分の価値観を知るための方法としてキャリアアンカー理論をご紹介しました。詳細はこちらをご覧ください。さて、今回から志望動機の作るための方法について触れます。業界研究は相手を知るため...
そして、自分が成し遂げたいこととの整合性を取り、その組織でやらねばならないことの理解を深めましょう。
以下でもお伝えしているように、自分のやりたいことだけに目が向かないこと。
やらねばならないことへの理解を示すことで、組織の一員としての適性をアピールすることも大切です。

その組織でやらねばならないことを考えよう。
その組織でやらねばならないことを無視しないこと。自己分析はやりたいことやできることを探すこと。そんなことを以下の記事でお伝えしました。ただし、本当にそれがその志望組織でできるのか。これについては、全くの別問題。その組織でやらな...