キャッチフレーズ
自己PRの能力について、これまで述べて参りましたが、今回は自己PRの中でも特殊なキャッチフレーズについて触れます。
自己PRの能力について、詳細はこちらをご覧ください。








就活におけるキャッチフレーズ
就活におけるキャッチフレーズとは、自分のことについて端的に表したものです。
どのようなものがよいのか、見ていきましょう。
キャッチフレーズは自分に対するキーワード
① 面接官に簡潔に伝わる。
② インパクトが絶対ではない。
③ 自分を表す説明書。
④ 自己PRであること。
① 面接官に簡潔に伝える。
キャッチフレーズは、自分の人柄を伝えるためのもの。そのため、面接官に伝わる必要があります。伝わるためには、イメージが膨らみやすいものであることが望ましいです。また、あれもこれもを言うのではなく、1つのことについて短く言い切ることを意識しましょう。
② インパクトが絶対ではない。
「面接官の心に残るものを」という思いでインパクトを重視する方もいますが、面接官の興味関心を引くことと、インパクトを持たせることとは違います。インパクト重視よりも人柄が分かるものを。そして、根拠を求められたときに、経験を交えて話せるようなキャッチフレーズを述べましょう。
面接官の心に残るのは、キャッチフレーズの内容だけでは完成しません。そのキャッチフレーズを裏付ける経験も含めて初めて心に残すことができます。
③ 自分を表す説明書。
インパクト重視でも嘘は絶対にいけません。キャッチフレーズ以外にも自己PRや力いれたこと、失敗経験などあなたの人柄がわかる質問は多くあります。他のものと整合性がとれない場合はすぐに嘘だと見破られます。
このブログを通して、何度もお伝えしていますが、あなたは商品です。そして、あなたという商品を説明する営業マンもあなたです。あなた自身があなたを説明できなければ意味がないですし、相手に伝わらない説明書きも意味がありません。
あなたは商品であるということについての言及はこちらのブログをご覧ください。

大切なのは、キャッチフレーズを偽りなく正しく説明できること。企業が重視しているのは、上述のように、キャッチフレーズの内容ではなく、そのキャッチフレーズにした理由や背景を論理的に説明できるかだということを念頭に置きましょう。
あなたという商品を分かりやすく、一言で簡潔に、伝えたいことを確実に伝えられるものを作りましょう。
④ 自己PRであること。
上の意味で、キャッチフレーズは、自己PRの一種です。自己PR欄にキャッチフレーズを書く方もいますが、これも正解です。(※ 必ずしも自己PRにキャッチフレーズを盛り込めというわけではありません。)
このように、自己PRにおける「結論」の部分がキャッチフレーズとなります。つまり、キャッチフレーズは企業の採用要件に合ったPRポイントでなければなりません。
ただし、
「○○という能力があります。」では、自己PRと同じなだけでキャッチフレーズとはなりません。また、「スポーツが好きです!」のような趣味や特技にとどまるようなものもキャッチフレーズとは言えません。
仕事で使えるものをPRしましょう。あくまでキャッチフレーズですので、ある程度の工夫は必要でしょう。例えば、比喩表現を用いるなどもキャッチフレーズとしては、よい方法です。
あくまで例ですが、私の場合、講師時代のあだ名で
「リアル金八先生」
など言われていました。ある意味これもキャッチフレーズですね。熱さや涙もろさが伝わると幸いです。
その他、過去の卒業生の方のキャッチフレーズをお借りすると、
・皆の心を癒すムードメイカー
・やらない後悔よりもやった後悔を。
・ダイヤモンドよりも固いチームワーク
・豆腐より柔らかい物腰
などなど。
いかがでしょうか?
あなたという商品を、端的に説明するための広告文。それがキャッチフレーズです。この商品ほしい!=採用したい!と思われるような、面接官が前のめりになるような、あなただけのキャッチフレーズをざひ見つけてください。