キャッチフレーズ~簡潔に人柄を表わす~

自己分析

キャッチフレーズ

自己PRの能力について、これまで述べて参りましたが、今回は自己PRの中でも特殊なキャッチフレーズについて触れます。

自己PRの能力について、詳細はこちらをご覧ください。

就活では、リーダーシップ能力は語らない!~相手に伝えるべきは、その素質~
リーダーシップリーダーシップ能力。連日、面接対策やシート添削をして目にしたので、本日はこの能力について触れます。学生の多くが、「リーダーシップ能力があります。」と、エントリーシートや面接でPRしますが、じつは、リーダーシップ能力があ...
自己PRするべきところが決定的に違う。~行動力と実行力~
行動力と実行力前回は、学生のPRする能力でけっこう多い、リーダーシップ能力について触れました。詳細はこちらをご覧ください。今回は、これまたPRに多い行動力と実行力について。この2つ、本当に誤って解釈してる人が多いので、2つの...
柔軟性は慎重にPR~自己PRするならエピソードで差をつけよう!~
柔軟性自己PRする能力として、これまでリーダーシップ力や行動力、実行力についてお伝えしました。詳しくはこちらをご覧下さい。これらの他にも自己PRする能力について、他にも教えてほしいというお声をいただいたので、本日は自己PRす...
協調性はチームありき!~多くの価値観が集まる中での自分の役割とは?~
協調性自己PRに使える能力シリーズ。前回は柔軟性について、触れました。詳しくはこちらをご覧下さい。その他リーダーシップ能力や、行動力・実行力についても述べております。詳しくはこちらをご覧下さい。今回は、協調性につい...
チームワーク~大切なのは個々の力を尊重してチームを作り上げたか~
チームワーク前回は、協調性についてお伝えしました。詳しくはこちらをご覧下さい。他にも自己PRで使える能力についてはこちらをご覧下さい。さて、本日は協調性と似たような意味合いのチームワーク力について。チームワーク...
持続力~経験ではなく成果を重視しよう!~
持続力自己PRに使える能力について、様々述べてきました。詳細はこちらをご覧下さい。さて、今回は能力シリーズ第6弾。持続力について、お伝えします。継続は力なり持続力。ぜひPRしてほしい能力です。企業からすると、...
責任感~どんな責任感をアピールできるかはあなたのエピソードの中にある~
責任感自己PRに使える能力シリーズ。これまでの能力については以下をご覧ください。今回は、自己PRに使える能力編において、責任感について述べていきます。社会人であれば、責任感は必須。それをどのようにPRしていくこ...
論理的思考力~相手に分かりやすく伝える~
論理的思考力前回の記事では、プレゼン面接について述べました。詳細はこちらをご覧下さい。さて、この記事の中で、どのようなスキルを見られているかについて触れました。その1つにあったのが、「論理性」。そして、企業の求める人材像について見...

就活におけるキャッチフレーズ

就活におけるキャッチフレーズとは、自分のことについて端的に表したものです。

どのようなものがよいのか、見ていきましょう。

キャッチフレーズは自分に対するキーワード

面接官に簡潔に伝わる。

インパクトが絶対ではない。

自分を表す説明書。

自己PRであること。

① 面接官に簡潔に伝える。

キャッチフレーズは、自分の人柄を伝えるためのもの。そのため、面接官に伝わる必要があります。伝わるためには、イメージが膨らみやすいものであることが望ましいです。また、あれもこれもを言うのではなく、1つのことについて短く言い切ることを意識しましょう。

② インパクトが絶対ではない。

「面接官の心に残るものを」という思いでインパクトを重視する方もいますが、面接官の興味関心を引くことと、インパクトを持たせることとは違います。インパクト重視よりも人柄が分かるものを。そして、根拠を求められたときに、経験を交えて話せるようなキャッチフレーズを述べましょう。

面接官の心に残るのは、キャッチフレーズの内容だけでは完成しません。そのキャッチフレーズを裏付ける経験も含めて初めて心に残すことができます。

③ 自分を表す説明書。

インパクト重視でも嘘は絶対にいけません。キャッチフレーズ以外にも自己PRや力いれたこと、失敗経験などあなたの人柄がわかる質問は多くあります。他のものと整合性がとれない場合はすぐに嘘だと見破られます。

このブログを通して、何度もお伝えしていますが、あなたは商品です。そして、あなたという商品を説明する営業マンもあなたです。あなた自身があなたを説明できなければ意味がないですし、相手に伝わらない説明書きも意味がありません。

あなたは商品であるということについての言及はこちらのブログをご覧ください。

404 NOT FOUND | 吉川宏樹の、大人のキャリア塾
社会人が主体的に仕事を楽しむためのキャリアのお手伝い

大切なのは、キャッチフレーズを偽りなく正しく説明できること。企業が重視しているのは、上述のように、キャッチフレーズの内容ではなく、そのキャッチフレーズにした理由や背景を論理的に説明できるかだということを念頭に置きましょう。

あなたという商品を分かりやすく、一言で簡潔に、伝えたいことを確実に伝えられるものを作りましょう

④ 自己PRであること。

上の意味で、キャッチフレーズは、自己PRの一種です。自己PR欄にキャッチフレーズを書く方もいますが、これも正解です。(※ 必ずしも自己PRにキャッチフレーズを盛り込めというわけではありません。)

このように、自己PRにおける「結論」の部分がキャッチフレーズとなります。つまり、キャッチフレーズは企業の採用要件に合ったPRポイントでなければなりません。

ただし、
「○○という能力があります。」では、自己PRと同じなだけでキャッチフレーズとはなりません。また、「スポーツが好きです!」のような趣味や特技にとどまるようなものもキャッチフレーズとは言えません。

仕事で使えるものをPRしましょう。あくまでキャッチフレーズですので、ある程度の工夫は必要でしょう。例えば、比喩表現を用いるなどもキャッチフレーズとしては、よい方法です。

あくまで例ですが、私の場合、講師時代のあだ名で
「リアル金八先生」
など言われていました。ある意味これもキャッチフレーズですね。熱さや涙もろさが伝わると幸いです。

その他、過去の卒業生の方のキャッチフレーズをお借りすると、
・皆の心を癒すムードメイカー
・やらない後悔よりもやった後悔を。
・ダイヤモンドよりも固いチームワーク

・豆腐より柔らかい物腰
などなど。

いかがでしょうか?
あなたという商品を、端的に説明するための広告文。それがキャッチフレーズです。この商品ほしい!=採用したい!と思われるような、面接官が前のめりになるような、あなただけのキャッチフレーズをざひ見つけてください。