持続力
自己PRに使える能力について、様々述べてきました。詳細はこちらをご覧下さい。





さて、今回は能力シリーズ第6弾。持続力について、お伝えします。
継続は力なり
持続力。ぜひPRしてほしい能力です。
企業からすると、人を雇うことは人件費という費用につながります。費用を投じるからには、長く続けてほしいというのが、企業の本音。長く勤めてくれる人材か、気になるところです。
だからこそ、志望動機でその企業に勤めたいという意欲を見せることに加え、長く続けるぞという決意を示すことが大切。
ただ、前回触れたように、持続力の裏返しは「しつこい」です。それも心の片隅にはおいておきましょう。詳細はこちらをご覧ください。

では、持続力をPRする際はどのような点に注意すればよいか、次に確認してみましょう。
長期継続なほどよい
持続力をPRするエピソードとしては、やはり長期的に継続しているものがよいでしょう。「長期的」とは1年以上のことを指し、1か月や半年などの経験は短期となります。
なぜ長期が良いのか。社会人になれば、50年ほどの社会人生活を送ることになります。そして、面接官はそれだけ長い社会人生活を送っている人がほとんど。そんな長い年月を経験している人からすれば、1か月なんてあっという間に過ぎ去るほど短い。その1か月の間にどんな成長があるのでしょう?成長できたとしても、微々たるものですよね。
そのため、成長が実感できる1年以上の期間が必要となります。当然、期間だけでみるならば、長ければ長いほどよいでしょう。
ただし、留学やインターンシップに関しては、1か月でも十分PRになりますし、短期アルバイトや派遣にもPRできることがあります。
経験よりも成長重視
持続力をPRする際、どんなことを経験したかも重要ですが、どんな成長をしたかの方が重要です。
期間だけで見れば長ければ長いほど良いですが、総合的には長ければよいというわけではありません。
面接官も、長く経験していればその分成長もしているだろうという目線で面接をします。
長く経験したけど成長していないでは、当然アピールにはなりません。
・どのような目標を定め、それに向けどのように行動したのか
・長く継続したことで身に付いた能力やその成長度合いは何なのか
・その目標は達成したのか(継続中か)
これらを示す根拠を洗い出しましょう。
根拠はどんなことでも構いません。具体的数値が示せるのであれば数値を用いて。能力であればどのような過程で身に付けられたのか。それらを述べましょう。
長く続けられた理由を考える
長く続いた理由を具体的に考えましょう。それが、もしかしたらあなたの価値観や軸に通じるかもしれないからです。
また、面接でも理由を聞かれることは、あり得ます。ただ単に、好きだからやお金が稼げるから等の理由では、説得力もなく納得されません。どんなところが好きなのか、なぜお金が必要なのかなど、掘り下げて考えるようにしましょう。
いかがでしょうか?
持続力は、その企業で活かすことを伝えることができれば、かなり強力なPRの一つになります。持続力を基に、長く続けたことで身に着いた能力なども話ができると、より一層PRとしては強いものとなるでしょう。
※ 持続力をPRすれば必ず受かるということを言っているわけではありません。持続力以外にもPRできる能力はたくさんあります。
長く働くことをイメージさせる一つの手段として、PRしてみるとよいかもしれません。