協調性
自己PRに使える能力シリーズ。前回は柔軟性について、触れました。
詳しくはこちらをご覧下さい。

その他リーダーシップ能力や、行動力・実行力についても述べております。
詳しくはこちらをご覧下さい。


今回は、協調性について述べます。
ただし、私の個人的見解としては、自己PRに協調性を用いるのは、あまり良いこととは思えません。
協調性とは
意味合い
「他の人と物事をうまくやっていける傾向や性質。」のこと。
(コトバンクより引用→こちら)
これからいえることは、
会社勤めをするなら、協調性はあって当たり前。
そのため、PRとしては非常に弱いものになります。
どうしてもPRしたい場合は、エピソードに個性を持たせましょう。
他の人とうまくやるとは
他の人とうまくやっていくのは、「何も仲良しこよしていましょう。」というものではありません。
学生と社会人の違いはまさにここにあり、学生が協調性をPRする際は、間違った協調性をPRしがちです。
それは、「好きな人とだけ一緒にいれるわけではない」ということ。
学生は、仲の良い人だけを選択し、仲良くない人は省く。そんな性質があります。だから苛めというものが起こりやすいんですね。
つまりは、「自己の損得」を考えて行動するのが、学生です。
けれども社会人は、嫌いだから関係を切るということができません。お客様を切ることはもちろんできませんし、嫌いでもチームを一緒に動かさなければならない仲間もいます。
つまりは、「組織の損得」を考えて行動するのが、社会人です。
そのため、企業が求める協調性とは、
「環境や考え方等が異なっていても、共通の目標を持って、お互いに協力して組織目標を達成するために行動できること」です。
周りの意見も聞き尊重し、そして自分の意見も言える。そして、企業の利益を考えられる。そんな人を企業は求めています。
このことからも、友達などの仲の良い人との協調性をエピソードに据えてPRしても、PRにはならないのです。
協調性をPRするための適切な方法とは
上記を踏まえて、心がけてほしいのは、
① 協調性を活かしてどんな成功体験があったか
② どのような工夫によりチームの危機を脱したか
いずれにおいても、チームでの行動が前提です。
チームにおける自分の役割をベースにして考えると良いです。
このチームというものが前提にないと、協調性は疑われると思ってくださいね。
いかがでしょうか?
協調性は、異なる価値観が集まるチームの中で、相手を尊重しながらも自分の役割を全うし、チームの成果に結びつけたのかを述べる。
それが協調性の効果的はPR方法です。