面接で話す自己分析系の経験談は、行動の細分化で対応すること。
前回は、学歴フィルターについてお伝えしました。詳細はこちらをご覧下さい。

面接をしていると、その就活生の日々の生き様みたいなものが見えて、本当に面白いです。
逆を言えば、これまでどれだけ自分事として経験を積み重ねてきたのか、その本気度が垣間見える。
だからこそ、伝えたいことは何かを明確にし、それを元に様々なエピソードを洗い出しましょう。
行動の細分化できていますか?
自分の信念や魅せたい自分を確実に伝えるためのエピソードの洗い出しできていますか?
言葉と行動の一貫性。志望動機と自己分析の一貫性。自己分析の中でも、自己PRとその他のエピソードとの一貫性。選考においては、この一貫性が重要になります。
言葉と態度や行動の一貫性については、こちらをご覧下さい。

志望動機と自己分析の一貫性はこちらをご覧下さい。

では、自己PRとその他の自己分析系の内容とに一貫性を持つためにどうすべきか。今回はそれについて触れます。
戦略的にエピソードを選び抜こう!
以前「留学しているが、半年しか行ってない。半年の経験では、エピソードとして弱いか。」という相談を受けたことがあります。
この場合、半年の経験というのが強いか弱いかに焦点が当たっていますが、半年の経験自体に強い弱いというのはありません。
むしろ重要になってくるのは、その半年間の密度です。経験年数よりも、留学中どのような経験をなぜ行ったのか、どのような学びや成長を得たのかということの方が重要でしょう。
さらに言えば、エピソードのネタとして、その留学そのものに限らず、留学経験の前後も含めてエピソードのネタにすることだって可能です。
なぜその留学を経験しようと思ったのか。留学するためにどんな準備をしたのか。留学から帰ったあと、その経験をどう活かしたのか。留学期間中の大学の勉強はどう補ったのかもネタにしても良いでしょう。
その経験そのものに目を向ける方が多いですが、こうして全体を考えてみると、アピールできることはたくさんあります。
エピソードを選抜する際は、話すことに制限を設けず、話したい経験のその周辺にも目を向けましょう。
制限を設けないことについては、以下でもお伝えしています。こちらをご覧ください。

そして、魅せたい自分を伝える、そのためのエピソードを選ぶためには、行動の細分化が大切です。
自己分析系の質問に自信を持ってブレない回答ができる方ほど、行動の細分化ができています。
このときのあのエピソードを話そう。今度は別の経験の違うエピソードで話そうと、魅せたい自分を様々な角度から伝えてくれます。
一方、伝えたいことがブレていたり、なかなか伝わらない方は、エピソードの数が極端に少なかったり、PRポイントを1つに絞らず、あれもこれもとPRしようと考える方が多いです。
伝えたいことがブレないためにも、言いたいポイントを1つに決め、細分化されたエピソードを具体的に述べるよう心がけましょう。
行動の細分化については、以下でもお伝えしています。詳細はこちらをご覧ください。

いかがでしょうか?
全体を俯瞰する、その周辺も含めてエピソードを選抜し、魅せたいあなたを効果的にPRしましょう。