経験を語る際は、他人からの評価も。
自己分析系の質問。
・学生時代に力を入れて取り組んだこと
(通称、ガクチカ)
・達成感を感じたこと
・失敗経験
・困難を乗り越えたこと
これらの質問に、出来事のみを忠実に伝えようとしている方がたまにいます。毎年のごとく。
けれども、一つ気づいてほしい。
あなたの語る経験は、あくまであなた目線の主観的なもの。
面接官は赤の他人です。初対面なのです。
面接官にとって初対面となるあなたのことを1から10まで信用するでしょうか?
答えは否。
これから信用を構築していく関係にあり、面接は互いに信用を構築するための手段に過ぎません。
全く信用しないわけではないでしょうが、嘘っぽいなと判断されればそれまで。
他人からの評価はあなたの可能性を感じさせる。
だからこそ、経験を語る上で、その経験そのものを話すことはもちろん、
その経験をしたときのあなたの意志や考え、学び、そして経験の今後の活かし方を入れること。
経験だけを語ればよいのではなく、行動特性(コンピテンシー)を面接官に感じさせなければならないのです。
ただし、それだけではありません。
あなたの経験に信憑性を持たせることが何より大切です。
「私、こんな経験しました!」
これだけでは、
「あっそう。だから何?」となります。
真偽も定かではない。
行なった事実だけを述べるのでは、
何がどう凄いのか分かりかねますし、下手したら独りよがりな自慢話や嘘のように聞こえてしまいます。
そこで、その経験に信憑性や説得力を持たせるためにあるとよいのが、
「他人からの評価」です。
他人からの評価があることで、その独りよがりな主観的経験に、客観性をプラスしてくれます。
「アルバイトでこんな経験をしました。この経験から店長からアルバイトリーダーに任命いただきました。」
こんな風に他人からの評価を入れることで、あなたの経験に客観性がプラスされ、周囲からあなたがどう見られているのかを暗に明示することができます。
将来のその組織におけるあなたをイメージさせることもできるでしょう。
どのような評価でも構いません。
アルバイトなどの外部関係であれば、新人教育担当や店長代理、マニュアル担当、社員ほか従業員からの評価、お客様からの評価、従業員のお手本、期ごとの優秀賞等々あるでしょう。
学校関係であれば、教授や先輩、友人からの評価、部活なら大会成績なども該当します。
他人からの評価で、あなたの可能性を感じさせましょう。