強い経験と弱い経験~違いは、能動的かどうか~

自己分析

経験に違いはあるか

どんな経験をしたらよいか
インターンシップに参加するべきか

そんな質問が最近本当に多い。
特に夏のインターンシップに参加できなかったけどどうしよう
参加しないとまずいかなと考える人から良く質問を受けます。

インターンシップについてはこちらをご覧ください。

インターンシップ②~種類の組合せで自分探しの死角をなくそう!~
20卒向けの方、インターンシップ参加してみて、いかがでしょうか?私が接した20卒の方は、自分のやりたいことが見つかって、それに向けて突き進んでいます!という方もいれば、周りや企業と雰囲気が合わず、将来がまだ漠然としている、という...

さて、そこで今回は、経験の強弱について。

就活で使える経験とは

経験として何が望ましいか

経験するテーマに強弱をつけるなら、以下です。

弱い:アルバイト、サークル、ゼミナール、インターンシップ
↕️
強い:留学、ボランティア、起業

弱い経験にある4つのテーマはどれも今や当たり前。
インターンシップも参加しないといけない
という空気がありますね。

インターンシップは参加するに越したことはありませんが、
参加しないといけないわけではない。
参加しないなら別の経験で補えば良いです。

強い経験においても、
ボランティアは公務員志望者にとっては当たり前。
社会貢献が公務員の仕事のベースです。
公務員志望者にとっては、ボランティアは弱い経験として、位置付けられるでしょう。

起業経験は、起業したのならそっちに本腰をいれれば良い。
それなのに、どうして就職活動するのか?と面接で問われます。
それにしっかりと論理的に答えられるかどうか。

経験テーマに強弱をつけてしまえば上記のようになりますが、
弱いテーマだからといって戦えないわけではありません。

実は、
弱いテーマであれ、強いテーマであれ、
大事なのは、
そこにどのような人間性が感じられるか
です。
人間性がなぜ大事かはこちらのブログをご覧ください。

就職営業力④(3)~面接官にイメージさせる受け答えを~
面接官にイメージさせる就職営業力④ 商品を正しく説明できることとして、1.面接の基本としての対話力2.面接の応用としての説明力これらをご紹介しました。詳しくは、下記をご覧ください。説明力のところでも述べましたが、商...

経験は中身を重視する

よく、アルバイトやサークル、ゼミナールなど、
ごく一般的なものしかやってこなかったけど。。。
と悩む方がいらっしゃいます。

別にアルバイト、サークル、ゼミナールでも構わない。

人を惹き付けるのは、
テーマよりも内容、中身です。
長所は、
どんなことに能動的(積極的)に取り組んだのか
により、感じとることができます。

短所は、
どんなことに受動的(消極的)になったのか
により、感じとることができます。

能動的に動くのは、
楽しいときややりがいを感じられるとき。
自分から進んで行動したいと思えるときです。

受動的になるのは、
辛いときややりがいを感じられないとき。
自分からはあまり行動したくないときです。

だからこそ、
能動的になれるのはどんなときか、
能動的に動くときに、どのような特性を発揮するのか、
これを面接官は知りたいんですね。

能動的な表現で述べる

強いテーマを経験したならそれはそれで他人との差異をつけてくれればと良いのですが、
どのようなテーマであれ、能動的に行動したことを話すことを意識しましょう。
だからこそ、そのテーマを
・どのように行ってきたのか
・どのような工夫をしたのか
そこを重視して経験を掘り起こしてほしいです。
その「行ってきたこと」、「工夫」の部分に
「能動性・積極性・主体性」を持たせる
ことが重要です。

実際の表現方法に注意

面接指導をしていると、
例えば、「リーダーをやらされた」というように
「~させられた」
という表現で経験を述べられる方が多いです。

これは、受動的な表現ですね。
面接官は、こういった些細な表現を見逃しません。揚げ足を取ってきます。

任された、ということは、
自分ではやる気がないという印象を持たせます。

面接官は、やらされたことを聞きたいのではなく、
「あなたがやったこと」を聞きたいんですね。

そのため、この場合、
「リーダーを任せていただいた」
など、能動的な表現で話すことが望ましいでしょう。

能動的な行動にこそ、自分の特性が隠れています。
インターンに参加しなきゃとか特殊な経験をしなきゃとか、
上辺だけの経験に捉われず、現状できることに対する中身に目を向けましょう。