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本選考の評価基準は経済産業省考案の社会人基礎力にある。~社会人基礎力から自己PRに繋げよう~

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社会人基礎力


前回は、インターンシップ選考と本選考の評価基準についてお伝えしました。詳細はこちらをご覧下さい。

インターンシップと本選考の評価基準は違う!~インターンシップはアルバイト感覚~
インターンシップと本選考の評価基準の違い 前回は、面接の逆質問における質問の仕方を例文を交えてお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。...

さて、就活生であるあなたが納得のいく就活をし第一志望の企業に入社するには、本選考の評価基準を知る必要があります。そのためにまず知ってほしいのが、社会人基礎力。あなたは、この社会人基礎力というものをご存知でしょうか?
これは、経済産業省が2006年から提唱しているものです。

経済産業省のHP:

社会人基礎力(METI/経済産業省)
経済産業省のホームページ。社会人基礎力。

最近では、人生100年時代を向かえ、見直しもされてきています。

本日は、この社会人基礎力について。

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本選考の評価基準の基となる社会人基礎力

企業の本選考の評価基準は企業により様々ではありますが、就活生の何を見ているのかということについては、共通項があります。

その一つが国が提言している社会人基礎力。企業の評価基準や求める人材像は社会人基礎力を参考に作られているといっても過言ではありません。では、社会人基礎力とはどのようなものか、見ていきましょう。

社会人基礎力が求められる理由

近年、日本は、終身雇用や年功序列というのが雇用の慣行としてありました。それが現在では、実績や専門スキルによって給料が決定する成果主義に変化してきています。また、スキルアップのための転職も増え、仕事を通して専門性を高めていくとともに、どんな会社でも通用する基礎的なスキルを身に着ける必要があります。

そのために誰にでも、どんな企業でも共通して求められるスキルとして経済産業省が提唱したのが、社会人基礎力です。

新・社会人基礎力とは

人生100年時代に突入したことを踏まえ、経済産業省は社会人基礎力も人生100年時代ならではの切り口、視点が必要となってきているとしています。
その新たな3つの視点が、

① 何を学ぶか学び:学び続けることを学ぶ。
② どのように学ぶか組合せ:多様な体験・経験や能力を
組み合わせる。
③ どう活躍するか目的:自己実現や社会貢献に向けて行動する。

これら3つのバランスを図ることが、自らキャリアを切りひらいていく上で必要としています。

社会人基礎力は3つの能力と12の能力要素で構成されている。

経済産業省は、基礎学力専門知識に加え「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、以下の3つの能力を挙げています。

① 前に踏み出す力(アクション)
② 考え抜く力(シンキング)
③ チームで働く力(チームワーク)

これら3つの能力それぞれを構成する能力要素(計12個)について見ていきましょう。

① 前に踏み出す力(アクション)

一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力」と定義していて、能力要素としては主体性働きかけ力実行力があります。

(1) 主体性:物事に進んで取り組む力
当ブログでも何度か出てきていますが、この主体性は就活生にとっては非常に大切です。進んで取り組むということは、自分自身で判断でき自分の力で実行できることが前提となります。「当事者意識」を持って行動することが大切です。自分の作業範囲内はもちろん、チームメンバーの仕事にも興味関心を持ち、自分のこととして捉える必要があります。この主体性や当事者意識については、以前のブログにも記載しておりますので、こちらをご覧ください。

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(2) 働きかけ力:他人に働きかけ巻き込む力
どのような仕事も、自分一人では仕事はできません。必ず人が関わります。自分が相手を補う。相手があなたの足りないところを補ってくれる。そんな他人との協力関係が必須であることに対して、まずは自分に足りないものというのが把握できていなければなりません。そのうえで、足りないところを誰かに任せられるようになる必要があります。他人に働きかけるというのは、他人にやらせるのではありません。お互いに協力して補い合うことがこの力の一番大切なことです。

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(3) 実行力:目的を設定し確実に行動する力
実行力をもつには、目標や目的達成のための計画を立て、それに基づいて行動を起こし、それ相当の成果・結果を残すことが大切です。目的意識をもって行動することで、「何のためにやっているのか」が明確になり、より高い成果を出すことが可能となります。以前のブログにも記載しております。こちらをご覧ください。

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② 考え抜く力(シンキング)

疑問を持ち、考え抜く力」と定義していて、能力要素としては、課題発見力計画力創造力があります。

(1) 課題発見力:現状を分析し目的や課題を明らかにする力
課題発見は、常に改善点を見つけることが大切です。既存に捉われず、新たな改善を見つけてはそれを解決するアイディアを生み出していくこと。ビジネスにおいては、そんなアイディアがビジネスチャンスになります。常に新しくする意識を持つとよいです。

(2) 計画力:課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
ビジネスにおいては、課題解決のための実行に向け優先順位をつけやるべきことや手順を明確にし段取りを組むことが大切です。また、ビジネスの世界は、何が起こるか分かりません。あらかじめ何が起きるかを想定しその対処法を考え状況変化に応じて途中で方向転換ができることも求められます。

(3) 創造力:新しい価値を生み出す力
「創造力」とは、常識や固定概念に捉われずに、自分で考え新しいものを生み出す力です。創造力を高めるためには、決めつけず、そして失敗を恐れずに何でもやってみることです。そこから得た知識や経験をアイディアに活かしてくことで創造力は身に着きます。

③ チームで働く力(チームワーク)

多様な人々とともに、目標に向けて協力する力」と定義していて、能力要素としては、発信力傾聴力柔軟性情況把握力規律性ストレスコントロール力があります。

(1) 発信力:自分の意見をわかりやすく伝える力
組織で働く上で建設的な意見交換をするには必須の能力です。自分から物事を発信する、意見する力ですが、注意点としては、一方的にならないということです。言いたいことをただ言うのではなく、ある物事に対して多様な意見を受け入れ受容しながらも自分の考えを論理的に伝えることです。

(2) 傾聴力:相手の意見を丁寧に聴く力
傾聴というと、「ただ聞くだけ」だと考える人がいますが、違います。相手との信頼関係の下で、その人の話を聞き、受容するということです。傾聴には「聴く」という字が使われ、この「聴く」には、「耳」、「目」、「心」という3つの漢字が使われています。相手の言葉に耳を傾けて最後までしっかりと聴き、話し手の表情やしぐさ、声のトーンといった様子を注意深く観察し、相手の言葉を受け止め、相手の感情に寄り添い共感することが求められます。これもチームで働く上では大切と言えるでしょう。

(3) 柔軟性:意見の違いや立場の違いを理解する力
やはり、組織で働く上で意見の不一致は起こり得ます。また意見の一致する人としか仕事をしないというわけにはいきません。自分の価値観にこだわらず、他人の価値観を受け入れることが大切です。

(4) 情況把握力:自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
自分と他人、自分と出来事との関係性に興味を持つことです。情報があふれかえっている昨今、自分の興味のある情報、興味のない情報を切り分けることが可能となります。自分と関係のない人や情報を切り離そうとせず、常に自分を取り巻く社会について知ろうとすることが大切です。

(5) 規律性:社会のルールや人との約束を守る力
社会人として、マナー、ルールを守り、法令順守は心がけましょう。また、ビジネスには必ず相手が存在します。ビジネスをする以上、相手との信頼関係の構築は絶対です。相手との約束、ルールを守れる人間であることを示すことが信頼関係の構築にもつながります。

(6) ストレスコントロール力:ストレスの発生源に対応する力
自分なりのストレス発散方法があるということは非常に良いことですので、ストレス発散方法をぜひ見つけてください。ストレスのコントロール方法としては、辛いから辞めるではなく、ストレスの根本的原因を突き止め、それを解消するための行動を起こすことも求められます。

すぐにストレス原因を解決することができないことの方が多いです。ストレスとうまく向き合い、少しずつストレスをなくすための行動ができるようになりましょう

いかがでしょうか?
これらの定義された能力の中でも「どういう能力が高い人物がその企業にマッチするのか」、「どのような人物ならばその能力が高いと判定できるのか」を採用担当の人事や各部署の管理職等で話し合い、求める人材像や選考評価基準を決定することになります。その評価基準をもとに面接が行われます。ただ単に「力を入れたこと」を聞いているのではなく、その質問の裏には企業ごとの評価基準があるんだということを念頭に置いて受け答えをできるようになりましょう。

その評価基準を知る一つの方法が「求める人材像を知ること」や説明会OB訪問にあります。こういったツールで念入りな調査つまり企業研究をしましょう。

※使用画像:経済産業省ホームページ社会人基礎力フリー素材より引用