自己分析は経験の洗い出しだけではない。
自己分析は、ただ単に自己PRやガクチカといった経験を語るために経験の洗い出しをする作業と捉える人が結構多いです。
それも必要ですが、その奥にあるものを探ることが大切。
「できること」、「やりたいこと」を洗い出そう。
経験の奥にあるものというのが、
「何をできるか」と「何をやりたいか」の2つです。
「何をできるか」は、過去の経験から探ることができます。
「何をやりたいか」は、未来形であるため在りたい自己像を思い浮かべる必要があります。
具体的な自己分析の手法は以下をご覧ください。

自己を知る、自己分析①~経験の洗い出し~
自己分析を知る。あなたは、自己分析していますか?やり方が分からない、うまくできているか不安という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、自己分析とは何かについてお伝えします。自己分析の理由とその方法自己分析というのは、自分...
何をできるか=できることは、「能力」を表し、
どんな自分になりたいか=やりたいことは、願望であるため「興味」となります。
この2つは、別個では考えられません。
どんなに能力が高くとも、それを活かせる興味がなければ、宝の持ち腐れになり意味をなさない。
どんなに興味が多くあっても、その興味を叶えるだけの能力がなければ、やはり意味がありません。
そのため、できることとやりたいことは掛け算を意識すること。
できること×やりたいこと
「できること」を、過去の経験から洗い出したら、それを抽象化してみましょう。
例えば、
歌うことが得意。
↓
人に歌を披露する。
↓
人前で表現する。伝える。
↓
声に出す。書く。
↓
文字。
↓
人に歌を披露する。
↓
人前で表現する。伝える。
↓
声に出す。書く。
↓
文字。
といった感じでしょうか。
これは、抽象化しすぎのようにも感じますが、
表現する。伝える。
のレベルでも良いと私は思います。
抽象化することで「できること」を洗い出すこともできますし、この中にやりたいことが含まれている場合もあります。
現に私はバンドマンですが、今はこのブログのように文字に起こす仕事もしています。
いずれにせよ、「できること」を使ってやりたいことをどのように実現できるかを考えることで、自己分析がより深いものになります。
できること×やりたいこと。
この掛け算を、ぜひ意識しましょう。