責任感
自己PRに使える能力シリーズ。これまでの能力については以下をご覧ください。






今回は、自己PRに使える能力編において、責任感について述べていきます。社会人であれば、責任感は必須。それをどのようにPRしていくことが必要なのでしょうか。
責任感とは
まず、責任とは、立場上当然負わなければならない任務や義務のことで、責任感とはその義務を果たそうとする気持ちのこと。
(コトバンクより引用・加工)
この責任を果たすというのは、
ビジネスにおいて、どういうことなのか。責任感のある人の特徴を見ていきます。
責任感がある人の特徴
① 全うしようという強い気持ち
② 結果にコミットする
③ 自分のこととして捉える
④ 真面目である
⑤ 諦めが悪い
⑥ ストレスを抱えやすい
⑦ 暴走しやすい
① 全うしようという強い気持ち
自分に任された仕事は最後まで全うしよう、やり抜こうというのが、責任感のあることの基本スタンスになります。
責任感があるということは、それだけで信頼を得やすくなります。「この人なら任せられる」「何かやってくれそう」という期待を込めた信頼は、次の仕事を生み、仕事の質の向上や自分の成長速度を高め、よい循環を生み出せます。
② 結果にコミットする
責任感のある人は、よくも悪くも結果に拘ります。
よくも悪くもというのは、決して悪い意味ではありません。最後まで諦めないという強い執念で、悪い結果でも改善点を見つけ、よい方向に導く力があるためです。
③ 自分のこととして捉える
これは、組織目標の達成には重要な要素です。
自分のことにしか関心がなく、他人のことには興味がないというのは、自分の領域から脱することができず、限られた範囲でしか成長できません。
社会はチームで動かしていくもの。組織に属している以上、チームの一員として、組織の利益を考え行動することが求められます。何より、組織の成長は、ともすれば自分の給料につながりますね。
他人のミスは自分のミス、と置き換えてサポートすることも必要です。どのようなことにも当事者意識を持って行動をすることが責任感の強さを表わします。
④ 真面目である
責任感がある人は、仕事に対して向き合うその真摯な姿勢から、真面目と評価されることが多いです。真面目さはやはり周囲から好印象に映ります。仕事における信用度も増し、次の仕事を生み出す原動力にもなるでしょう。
以前、お伝えしたように、長所は見方を変えれば短所にもなります。詳細はこちらをご覧下さい。

では、責任感の裏返しとは何か、詳しく見ていきましょう。
⑤ 諦めが悪い
全うしようとする強い執念は、最後まで諦めない、つまり諦めの悪さを意味します。
中途半端に物事が終わってしまったり、組織において途中で役割の変更などがあった際に、周囲に強い反発をしてしまうことが考えられます。
⑥ ストレスを抱えやすい
その責任感の強さから、何でもかんでも自分がやろうとしてしまい、仕事を抱え込みやすくなります。それは一見すると、なんでもやります!という主体性があるように感じられますが、仕事を抱え込むということは、責任がその分重みを増し、責任に押し潰されかねません。
また、責任感が強く結果に拘りすぎて少しのミスでも自分を責めすぎてしまうことも考えられます。ストレス耐性の強さやストレス発散方法についても答えられるようになっておきましょう。
⑦ 暴走しやすい
強い責任感により、他人にも厳しくなることが考えられます。傾向として、自分でやろうとしがちになるため、他人に任せることを許せなかったり、自分の考えや行動に他人の考えや行動が反すると他人に対して苛立ちを感じることがあるためです。
そういったことから、周囲からは暴走しているように捉えられ、反感を買ってしまうこともあります。
責任感のPR方法
責任感のアピール方法としては、「私は責任感が強いです。」などの言い回しよりも「私は最後までやり抜く力があります。」などの表現が良いでしょう。どのような責任感があるのかということを明確化できます。
エピソード内容は、以前の記事にも記載しましたが、PDCAを意識してください。
PDCAについては、こちらをご覧ください。

責任感をPRするには、それを発揮できた状況と結果を具体的にイメージさせることが大切です。「責任感を持って仕事をしました。」は誰でも言えること。困難なことに立ち向かう際にあなた自身がどのような責任感を持って行動したかを述べられるとよいです。
「責任感」という文字で責任感を語るのではなく、具体的なエピソードで「責任感」を表現しましょう。
いかがでしょうか?
責任感はリーダーシップと同じですね。その言葉を相手に伝えるためには、エピソードをしっかり語ることを意識しましょう。責任感と一言でいっても、責任の感じ方は人それぞれ異なります。全うしようという思いが強いか、結果を意識することが強いか、どのような責任感をアピールしたいのかを考え、それを証明できる具体的なエピソードを述べましょう。