自己分析を知る。
あなたは、自己分析していますか?
やり方が分からない、うまくできているか不安という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、自己分析とは何かについてお伝えします。
自己分析の理由とその方法
自己分析というのは、自分には、「どんな業界が向いているか」「どんな職種が向いているか」を知る手法です。
よく、力を入れたことや自己PRのために自己分析が必要といわれますが、
(もちろんこれらのためにも自己分析は必要です。)
力を入れたことや自己PRは本来付随的なもの。
自分がどんなことをしてきたか、それがその業界や職種にどう活かせるか。
自己分析により経験を知り、業界・職種選定をして初めて、
自分のどんな部分がその業界・職種・企業に対してPRできるか
を知ることができます。
自己分析とは「経験の洗い出し」
では、自己分析はどのように行ったらよいのか。
それは、「経験の洗い出し」です。
昔のことなんか覚えてない!という人も多いかもしれませんが、
必死に思い出してみてください。
一つ一つ思い出し記憶として呼び戻せたものが、自分の本質に近いものとなります。
では、具体的に、自己分析の方法をご紹介します。
① 自分史年表の作成する。
② 小、中、高校(過去)⇔大学(現在)を、比較する。
③ ②の経験のなかで、大切にしていることは何かを考える。
④ 未来を描く。
⑤ 大学(現在)⇔未来を比較する。
① 自分史年表の作成する。
小学校、中学校、高校、大学。それぞれの自分を知りましょう。
・好き(嫌い)なものはなにか
・何をするのが、好き(嫌い)だったか
・楽しかった、うれしかったことはなにか
・苦手だったこと、辛かったことはなにか
・失敗、挫折したこと
・影響を受けた人、モノはなにか
・上記のどんなところに影響を受けたか
・他人からどのように思われていたか
・好き(嫌い)な人のタイプは?
etc…
挙げたらキリがないですが、上記のようなことを小中高大それぞれで考えましょう。
良いも悪いも、好きも嫌い全て、洗いざらい経験を思い出します。
この時重要なのは、具体的に考えることです。
② 小、中、高校(過去)⇔大学(現在)を、比較する。
過去と現在を比較します。その比較ポイントは以下です。
・自分の人間性はどのようなものか
・成長できたことは何か
・改善するべきだと感じたことは何か
比較した際、「変化した」と感じる部分についてどのような経験がその変化をもたらしたのか、変化した原因・理由を考えましょう。
・好きなものが変化したなら、その原因はどこにあるか。
・嫌いなものを克服できた理由はどこにあるか。〇〇を経験したから好きになったんだ!みたいなことが分かると、自分を掘り下げられている証拠です。その原因・理由が今のあなたの価値観を生み出しています。
③ ②の経験のなかで、大切にしていることは何かを考える。
自分という人間性(大事にしている軸・価値観)を探りましょう。
・この経験だけは大事にしたい。
・この経験があるからこそ、今がある。
そう思えるものが、あなたの軸です。
④ 未来を描く。
将来どんな人間(職業人)になりたいかを考えましょう。
自分のなりたい人間像に向けて何をするべきか、どんな職に就くべきか。これを知る作業になりますので、しっかりと考える必要があります。
⑤ 大学(現在)⇔未来を比較する。
どんな人間になりたいかを考えたら、現在の自分となりたい人間像を比較しましょう。そのなりたい人間像に近づくためには何が必要で何が足りないのか、改善すべき点は何かが分かります。
伸ばしたい点が長所で「人間性として大事にしているもの」、改善したい点が短所で「なりたい自分に近づくための試練」であることを表します。
いかがでしょうか。
これだけ大変な作業が自己分析。
一人では見えないことも当然あります。
皆さんの自己分析の一助になるよう支援するのが私のようなキャリアカウンセラーという職業です。
ぜひ、我々キャリアカウンセラーに話をして、深く自分を知るようにしましょう!
それが、あなたの幸せな就職に向けた第一歩となります。