自己PRの根本に価値観がある。
前回は、自己分析はあなた自身の価値観を知ること、とお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

自己分析において考えなければならないのが、自己PRや自分の強み。
多くの就活初心者の方が、一つの経験から一生懸命強みを見つけようとします。
様々な経験の共通項。それが自己PR。
1つの経験を掘り下げると、確かに見えてくるあなたの強み。
そんなとき私は、「他の経験ではその強み活かせてる?」と聞いてみます。
すると、大半の方が、「別の経験では活かせていない」と答えてくれます。
別の経験で活かせていないとなれば、残念ながら強みとは言えません。
価値観を明確にして芯を強くする。
自己PRや強みは、様々な経験に共通したものでなければなりません。
ある経験ではできるけどある経験ではできないのでは、偶然性が高い可能性がある。
そのため、採用側もその自己PRや強みが本物かどうかを別の角度(経験)から確かめます。
だからこそ、自己PRや強みは様々な経験に共通したものでなければなりません。
では、どのようにして様々な経験の共通項である自己PRや強みを見つけることができるのか。
そこで関係してくるのが、好き嫌いの判定基準である価値観です。
前回の記事でお伝えした、好きや満足感からくるプラスの価値観。
それをもとに行動する際、大切にしていることや心掛けていることは何ですか?
それこそがあなたのPR、強みとなります。
コミュニケーション力だとか継続力や忍耐力なんていうのは、それ自体は直接PRにはなり得ません。
コミュニケーション力がないと社会人としてやっていけませんし、ある程度忍耐強く継続してもらわないとあなたに投資する意味がない。
そんなビジネスマンとして当たり前のことを言われるよりもあなたの本質が分かるのが、大切にしていること、心掛けていることから見えてくる強みです。
その他、困難や苦労をどのように乗り越えたかというところから見えてくる価値観に従って心がけていることを考えてみるのも良いでしょう。
忍耐強く継続できる力はどの程度か、つまり困難を乗り越えるだけの器量の大きさはどの程度かをPRできるためです。
いかがでしょうか?
自己PRや強みも、そのベースはやはり価値観にあります。あなたが抱く価値観は何ですか?
まずはそこから、徐々に考えを広げていきましょう。価値観が明確になった人ほど、一貫性を持て芯が強くなります。