一番に伝えたいことと付随的に伝えたいことを区別しよう。
ES添削や面接対策などをしていて、
最近感じることがあるのでこちらで共有します。
それは、複数の能力の伝え方について。
2、3個の能力を伝えて、
一生懸命にPRしようとする方が多く
見受けられます。
PRしようとするその前向きさは評価できるものの、
あれもこれもとPRするのは禁物です。
なぜなら、
能力を示すための根拠(エピソード)が浅く
信ぴょう性に欠けるためです。
そのため、
PRしたい能力は一つに絞ること。
そして、
その他にも伝えたい能力がある場合は、
PRしたい能力のエピソードの中に
付随的に盛り込むことです。
オーソドックスな盛り込み方は、
「この経験から臨機応変さの大切さを学びました。」
のように、
学びや得たことの中で伝えることです。
他にも、
直接能力を伝えなくても、
エピソードから感じさせることも可能です。
例えば、以前に書いた記事から
抜粋してみましょう。
コミュニケーション能力は、
直接伝えずともエピソードで対人関係についての
エピソードを話せば、PRが可能です。

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この他にも、
リーダーシップ能力も同様です。
リーダーの経験がなくとも
チームの中で主体的に行動した経験を話すことで、
将来的なリーダーとしての資質を示せばよいのです。

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これらの例にあるように、
エピソードを通して自身の意味や特性を伝えること
が重要です。
エピソードとは
つまりは自分の経験のこと。
様々な経験をすることで、
いろいろな自分を見出すことが大切
という裏付けでもあります。
あなたにとって、
何を一番能力として伝えたいのか、
付随的に伝えたい能力はなにか。
これらを整理することで、
採用者に的確適切にPRしましょう。