成功体験に裏打ちされた行動が人を能動的にさせる。
前回は、チームの中の個を意識することをお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、最近は「内定もらった」とか、「面接に受かった」、「書類選考に通った」など、様々な報告を受けます。
私としても嬉しい、ありがたい報告。やはり成功体験は重要だなと思う今日この頃です。
成功体験の蓄積は人を大きく成長させる。
就活は、今後の人生を賭けた一大イベント。だからこそ、熱量が半端ない。けっこう神経を使いますね。
だからなのか、特に内定を獲得したときの喜びは一入。一方、選考に落ちたときには自分を否定されたようなそんな感覚に陥る。
喜びと不安の両方を経験し、一喜一憂されている方もいるのではないでしょうか?
併願という成功体験の大切さ。
以前の記事でもお伝えしていますが、小さな成功の積み重ねが大きな自信を生みます。

例えば、私は中学受験で失敗を経験し、心のどこかで「本番に弱い」という感覚を身に着けてしまいました。
それからというもの、本番にはめっぽう弱くなり、バンドを始めてまもなくの初ライブでは、リズムには乗れないし音程も狂うしで、散々だった。
それからしばらくはライブ=苦痛でした。ただ、歌うのは好きで研究と練習を重ね、あるライブは納得行くレベルにはなった。そこからは、ライブも好きになった。
私のバンド経験とあなたの就活とは比べ物にはなりませんが、経験の繰り返しと改善のための行動が重要であることは同じかと感じます。
就活において、経験の繰り返しと改善のための行動というのがまさに併願となります。
(自身の能力や興味、価値観と照らし合わせて上で)併願をすることで、それが成功体験となれば、自信を確かなものとしていくことができる。
書類選考に通れば、志望動機や自己PRの考え方に自信を持てるし、筆記試験に通れば自分の学力レベルを知ることができる。面接試験に通れば自分の経験や伝え方に自信を持てる。
併願は、しっかりと戦略を持って行えば次の一歩を踏むための自信に繋がるのです。
第一志望に向けどのように併願するか、じっくりと考えを練りましょう。
ただし、内定を獲得するための併願には意味がない。重要なのは、入社後に何をしたいかできるか、そして何をやらなければならないかを知ることです。
いかがでしょうか?
併願は自分のためにも大切。貪欲に併願しましょう。ただし、闇雲に内定獲得のために併願するのでは、将来の自分を苦しめるだけ。
どの選択をしても納得の行く併願を心がけましょう。