就活で大切なのは、自分を偽らないこと。
前回は、なぜを深めることで志望動機を完成させることをお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

なぜを深めることは、このブログを通して、幾度もお伝えしています。それだけ大切なこと。
なぜを深めることは、自分の想いに素直になることでもあります。
なぜ?の問い掛けで本質を知るは、作り物から脱却することである。
なぜ?と自分に問い掛けてみると、想いの整理ができる。そんなことを前回お伝えしましたが、気持ちの整理が必要な理由とは何か。
自分取り繕うのをやめよう!そんなの戦略とは違う。
エントリーシートの添削や面接指導をしていると、目の前の就活生が何を考えているのかを見極めることに注力することがあります。その一つが前回のなぜを問い掛けることですね。
そんな時、就活生の方が一生懸命に企業に寄り添おう、企業の考えに近づこうとしているのを感じることがあります。
企業の考えに近づこうとするその気持ちは素晴らしいと思う、その反面、そんな無理はしないでも良いと感じます。
仕事をしていれば、企業の考えに従うことが求められる。だからこそ、今の就活の段階から企業に従おうとするその心意気は素晴らしい。
けれども、それでは真のマッチングにはなりません。
大切なのは、あなたの想いと企業の想いが合うかどうかです。
あなたの想いを隠してまで、偽ってまで、企業に寄り添う必要はない。自分を取り繕う必要はないのです。
むしろ積極的に、あなたの想いを抽出しては企業の想いと比較して、共通部分を見つけ出したほうが余程実りある就活ができます。
そして、思いを隠し偽って企業に寄り添おうとする方の一つの特徴に、社員の人柄や会社の雰囲気で応募を決めているというものがあります。
この場合、自分の想いを隠すまたは偽るというよりも、自分の想いに気付かないというのがあるのかもしれませんね。
いずれにしろ就活においては、自分の想いに目を向けず相手の想いばかりに目を向けたところで、本当のマッチングにはなりません。
まずは自分の想いを整理して、その組織に自分が惹きつけられる理由は何か、組織とマッチする自分はどんな自分かを見極めましょう。
いかがでしょうか?
自分を取り繕ったところで、相手からしたら本音を言ってくれていないと感じるだけ。そんなのは、就活戦略でも何でもありません。
自分を取り繕う必要はありません。ときには本音でぶつかって、組織と真のマッチングを目指しましょう。