あなただけの物語を紡ぐ。
前回は、インターンシップを経験する上で「将来どう在りたいか」を考えることをお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

相談や面接指導で経験について触れると、一人ひとり違う物語や結論に触れることができます。
それはまるで一つの伝記。読み進めてみたくなる。そんな思いで面接指導にあたっています。
人は誰しも伝記となる。
あなたもまたあなただけの物語を紡いできたはず。
これまで歩んできた道程の中で、様々な経験をしているはずです。
経験の中の共通項を、物語の中から探そう。
その一つ一つの経験の中には、起承転結がある。
話せるネタになるようなものもあれば、到底人には話せない思い出したくもないものだってあるかもしれません。
ただ私が感じるのは、決まってこれを話すという固定化されたエピソードよりも様々なエピソードを見れたほうが、やはり一つの物語としても面白い。
一つの伝記の中に様々な経験があってこそ、物語全体としての厚みが増す。
フィクションにはないリアリティを感じさせます。
そして、物語を通してある一つの共通項が見えてくる。それが軸となるものです。
軸は、一つの経験からは生まれません。一つの経験は偶然に引き起こったものであり、そこから得たことも偶然である可能性が高いため、軸と呼べるに至らないからです。
ぜひ、あなたを物語るそれぞれの「章」の、その起承転結を採用者に伝えてください。そこにあなた自身の共通項や軸、価値観を感じさせましょう。
アルバイトもサークルも、インターンシップも、そして社会人としての経験も。
様々なことを経験し、あなたの物語を紡ぎましょう。
いかがでしょうか?
人それぞれ、心の中に物語を持っています。
なぜその組織で働きたいと思ったのか、公務員になりたいと思うようになったのか、など。その答えはあなたの物語の中に散りばめられています。
あなたは物語の主人公です。どのようにあなたの物語を進めますか?
その物語がどう転ぶかはあなた次第。