説明会に参加しよう!
前回は、10年後のあなたの将来像についてお伝えしました。将来像を考え、その組織で何ができるを考えて志望組織を決定しましょう。詳細はこちらをご覧ください。

さて、本格的に説明会がスタートするのは来年3月から。ですが、既に様々な大学で合同企業説明会が開始され、本格的に開催されるよりも早い時期から説明会を行う大学が年々増えています。企業や公務員といった各組織においても、既に説明会を行っている組織が多いですね。中には1dayインターンシップという名の下に説明会を実施しているというところもあります。
そこで、今回は、この説明会について、お伝えします。
説明会を知る。
あなたは、説明会とはどのような場であると認識していますか?参加する意義を感じていますか?
では、説明会の種類や参加するメリットについて見ていきましょう。
説明会の種類を知る。
① 学内説明会
② 企業(自治体)説明会
③ 合同説明会
上記のような種類があります。
①の学内説明会は大学で行われる説明会。大学に様々な組織の人事が来てくれて、教室を借りて説明会を実施してくれます。②の企業説明会は企業が独自で行っている説明会ですね。この①、②については、小規模で人事と顔を付き合わせて企業の事を知れるものがほとんどです。
一方、③については、台場にあるビッグサイトなど大規模施設で行われ様々な業界や企業、自治体の説明会に一気に参加できるものです。大学においてもこの合同企業説明会を実施する大学が増えてきています。
説明会に参加するメリットとは。
では説明会に参加するメリットとは何でしょうか。組織が単体で行う説明会と合同説明会とに分けて見ていきましょう。
① 学内、企業、自治体説明会のメリット
② 合同説明会のメリット
① 学内、企業、自治体説明会のメリット
組織が単体で行う説明会の場合、以下のようなメリットが挙げられます。
・企業の深い話を聞くことが可能。
・人事に顔を売り込みやすい。
・説明以外のプログラムが充実している。
・うまくいけば、面接まで一直線。
学内の場合は説明会で終始することが多いです。一方企業や自治体の説明会の場合は、グループワークや社内見学会とセットになっていることも多く、説明会の参加が選考の条件となることも多いです。人事との交流を持ち、深い話を聞くことで、その企業や自治体の今を知るきっかけにしましょう。
② 合同説明会のメリット
続いて、合同説明会のメリットを見てみましょう。
・1度に多くの企業・自治体の情報を入手可能。
・考えてもいなかった業界を知ることが可能。
・企業や自治体の雰囲気を直に感じて比較が可能。
・キャリアカウンセリングなどのサービスを受けられる。
合同説明会への参加は、一気にいくつもの業界、企業、自治体を知れるチャンスです。また、自分が考えたこともない業界、業種を知ることができ、新たな興味を持つことが可能になるでしょう。
最近では、キャリアコンサルタントが常駐しており、キャリアコンサルタントが企業紹介をしてくれたり就職に関する相談に乗ってくれたりできるブースが設けられているところも多いです。(私もキャリアコンサルタントとして参加したことがあります。)
視野を広げることができるのがメリットですので、ぜひ活用してください。ちなみに、1月は以下のような合同説明会が実施予定となっています。参考までに載せますが、載せたもの以外にも多くの説明会が実施予定ですので、ぜひ主体的に説明会を探してみましょう。



① 勘違いは失敗のもと
説明会は、人事と顔を付き合わせるわけですから、裏を返せば、本当に志望度が高いのか見極められていることになります。そのため、以下について、気を付けましょう。
① 行動・言動に注意。
② 面接で有利、なんてことはない。
③ 「とりあえず参加」は、時間の無駄。
④ 1人1つは必ず質問。
① 行動・言動に注意。
説明会は、あなたが企業・自治体を「品定めする場」ですが、同時にあなたも見られています。説明会も評価の対象となっていることは理解したうえで、行動や言動には最新の注意を払いましょう。マナーについては、人に会う前、実際に会う際、会った後の3つを紹介しております。以下を合わせてご覧ください。



② 面接で有利、なんてことはない。
よく、面接練習で、「説明会に参加して~」「説明会で~と感じた」という就活生がいますが、その時点で、他人と同じことしか述べていないです。皆説明会に参加して、皆同じことをPRしようとしてると思っておいた方がよいでしょう。説明会に参加した推しは、危険度MAXです。
③ 「とりあえず参加」は、時間の無駄。
とくに合同説明会では、どんな業界が自分に向いてるか分からないという就活生が参加している事が多いように感じられます。たしかに、様々な業界を知れるチャンスですが、「様々な業界を知りたいから参加」では、他の就活生に比べ見劣りしてしまいます。
合同説明会に参加して業界に興味が湧いたというのは、もともとその業界を志望しているという人に比べると、採用側からすると調べが甘い人としか映りません。合説に参加するなら、自己分析をしっかり行った上で、参加しましょう。もし、説明会に参加して興味が湧いたという業界があるならば、その説明会の中で、自己分析した自己像と照らし合わせてください。
組織ごとの単体の説明会においても、業界や企業・自治体の知識がないままだと、参加する意味は皆無です。基礎知識がない=興味がないと採用側に思われるからです。説明会に参加するなら、HPの確認をするなどし、下調べは万全に整えておきましょう!
④ 1人1つは必ず質問!
説明会は、評価もされる場。つまり、あなたにとってPRする場でもあります。PRは、話を聞いてるだけではできません。人事に直接質問することはもちろん、全体の場での質問も必ずしましょう。
その際、HPに載ってる内容での質問は絶対NGです。興味がないから、調べてないんだろう事が目に見えてわかるためです。
いかがでしょうか。
とくに企業説明会は、予約制です。小まめにHP等をチェックし、予約し忘れがないよう、お気を付けください。
最低限のマナーとして、服装や持ち物には気を付けましょう。
服 装:基本スーツ
持ち物:就活用のカバン、筆記用具、手帳、ノート
その他、必ずHPで持ち物チェック!
説明会に参加することは、大いに賛成です。何となくの参加なら、その説明会に参加するのは止めましょう。多くの企業の説明会に参加し、そして質問することです。あなたが主体的に動けるかどうかが肝となります。