学生から脱皮して社会人になる準備を。
前回は、当たり前を疑うことをお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、民間も公務員も続々と内定のご報告をいただく中、「仕事したくない。学生のままで良い。」といったお声を多数聞きます。
社会人になるための覚悟を。
これまで生徒や学生といった立場しか経験してきたことがないわけですから、なかなか仕事をしているイメージがわかない。
そりゃそうだ。経験してもいないことをイメージしたところで、分かるはずもない。
ただ、やはり社会人へと成長すべく、意識改革は今のうちからと感じます。
社会人との違いから知る意識改革。
上記のようにお答えする方の多くが、内定がゴールになっていると見受けられます。
内定は社会人スタートのチケットのようなもの。これから社会人としての長い道のりがあなたを待ち受けているのです。
学生という役割は20数年、一方、社会人という役割は約50年。圧倒的に社会人年数の方が長くなります。
どんなに社会人としての覚悟がなくても、経験を重ねれば嫌でも社会人に染まる。
とはいえ、社会人としての出鼻をくじかれないためには、学生のうちから社会人としての覚悟を持つことが望ましいでしょう。
覚悟を持つ上で、両者の違いは何か。そして社会人になる上で意識してほしいことは何か。以前の記事を参考にいくつか挙げます。

① 時間管理② レスポンスの速さ
③ 消費から生産へ
まずは、時間管理。社会人は早起き、一方、学生は正午すぎまで寝てることもしばしば。やはり時間感覚の矯正は必要でしょう。
次に、レスポンスの速さ。社会人は電話の折返し、メールの返信等々、レスポンスが速く、一方、学生は返答が1日2日は平気で遅れる。
約束事においても、社会人は連絡が速い一方、学生はドタキャンすらもあり得る。
やはり、連絡の徹底、即レスの感覚は信頼関係構築の上で重要といえます。
そして、3つ目。消費から生産への意識改革。社会人は生産活動をして社会に貢献します。消費は生産に対するご褒美なのです。

一方、学生は消費がメイン。生産されたものを消費することに慣れています。
やはり、作り出す感覚は持ったほうが良いかも知れません。就職する組織の商品やサービスを研究し、改良するならどうするべきか?新商品を提案するなら?など考えてみると面白いかもしれませんね。
いかがでしょうか?
社会人になる覚悟を持つこと。そのための意識改革を今のうちに行っておきましょう。