就職活動における選択に、主体性と責任を持って。
前回は、新聞やニュースを見ることの大切さについて触れました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、相談業務をしていて困るのが、答えを委ねられることです。
私自身「こうあるべき!」というべき論が好きではない。なぜなら、人それぞれ価値観も、できることも、したいことも異なるから。仕事に、人生に、明確な答えなどないのです。
常にあなたは何かを選択している!選択権はあなたにある!
常にあなたは何かを選択しています。
「今日のお昼は何食べようかな?あ、カレーを食べたい気分だな。」
これも選択です。この選択の積み重ねで、あなたの人生は成り立っています。
選択ができない=主体性がないことを意味する。
これまで様々な選択を迫られてきたのではないでしょうか?これまでの選択の中でも最大と言ってよい選択が、就職活動です。
どの説明会に参加するか、どの組織にエントリーするか、面接を含め選考を受けるか受けないか。そういった選択を迫られます。
それに対し、選択を拒んだり誰かに委ねたりということがないよう、ご自身でも深慮し就職活動に臨みましょう。
私が就職活動をしていた時、とある社長から「なんでこの小学校選んだの?どうせ親の言いなりでしょう?」と言われました。
私の場合、親の都合で近くの小学校ではなく別区の小学校に入学することとなり、仲の良かった保育園の友達ともお別れだったため、なんで選んだのかという質問には答えられなかった。そのため、うぜー、このじじぃと若干イラっとした記憶が。
けれども、今なら分かる気がします。上記の質問は裏を返せば、「あなたの考えや行動に責任を持って、自分の選択をちゃんと主張してきたのか?」ということを意味していたのだなと。
主体的な選択には、責任が伴います。無責任な行動が信用問題に発展し、あなたと近い立場で言えば、それがいわゆるバイトテロと呼ばれる社会問題に発展することだってあるためです。
そして、主体的な選択は自分の意志を示すことに繋がります。この意味では、(社会のルールに則った上で)主体的な選択とその主張は重要といえるでしょう。
選択ができないということは、主体性がないことの表れと言わざるを得ません。そして、その主張ができなければ、あなたの主体性は認められないのです。
あなたはどうしたいか?それをしっかりと考え述べるようにしましょう。それが、面接における受け答えの極意です。
いかがでしょうか?
あなたのこれまでの人生の中で、最大の選択と言える就職活動。様々な選択の積み重ねの上に就職活動は成り立ちます。
だからこそ、その選択は自分の力でしっかりと行いましょう。
我々、キャリアカウンセラーは、その選択を導くのではなく、支援する存在です。もし方向づけをするカウンセラーがいたとしたら、それは支援のあり方に問題があるのでお気を付けください。
そして、主体的でしっかりと主張ができる人は、群を抜いて人事や社長からの評価は良いです。納得の行く選択をし、自信を持って主張をしましょう。
主体性については、以下でも言及しています。こちらも合わせてご覧ください。

自信を持つことの大切さについては、以下をご覧下さい。
