自分の意見を言うことの大切さ。
前回は、面接でうまく言葉が出てこないということのないよう、普段から意見を持つことを心掛けようとお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

意見を持ち、それを人に伝えることを意識してみましょう。面接はある意味、意見が言える人材かを確かめるための場でもあります。
では、なぜそのようなことを確かめる必要があるのか。今回はそれについて触れます。
意見を言うことが、参加の意思表示となる。
社会人としての条件に、「自分の意見を言えること」があります。それだけ、意見を言うことはビジネスにとって大切なこと。
だからこそ、あなたなりの意見を持ち、面接官にしっかりと伝えることは、ビジネスマンとしての素養が備わっていることを伝えることと同じです。
意見は組織の利益最大化につながる。
組織の中には、様々な価値観や考えを持った人達がいます。様々な意見が交錯するのが組織。
その様々な意見から、組織の利益を最大化できるベストなものを見つけ出すことが、組織を成長させるためには必要なのです。
もしかしたら、あなたの意見が採用されるかもしれない。あなたの意見でプロジェクトの方向性が定まるかもしれません。
こんなことを言うと、「結局は社長の鶴の一声、部長の一存で物事は決まるでしょ。」と思われるかも知れませんが、往々にしてそういった組織は長続きしません。必ずどこかでほころびが生じます。
一人の力では限界がある。一人の力を補うためにチームが存在するのです。だからこそ、意見を出すことが大切といえるでしょう。
組織の成長のために意見が必要なのです。それ故、自己中心的意見はNGですが、組織の成長につながる意見は耳を傾けてくれます。
一方、意見がない、もしくは意見を言わない人は、積極性や協調性がなく、組織に無関心と思われてしまいます。
以上のことからも、意見を出す=組織の成長を考えてくれるという判断ができるため、面接ではしっかりと自分の意見を伝え、積極性をPRしましょう。
意見が言えないことは思い込みが原因。
意見を持つためのコツは前回お伝えしましたが、それでもなかなか勇気を持って意見を言えない方もいるかもしれません。
それには、心理的な原因として「物事に正解を求めている。」というものがあります。
誰の意見が正しい、物事には必ず正解がある。自分も正しいことを言わなければ…でも自信がない。そう考えてしまう人が、就活生の中にも少なくありません。
ただ、ビジネスにおいて、かつ未来においては、正解はありません。過去において経験し成功したことこそが正解といえるかもしれませんが、その過去の事象と比較し条件が一つでも違えば、それも正解の経験とはいえないのです。
つまり、何が正しいのか分からないのですから、正しいことを言う必要はない。もし間違っていたとしても、実践しながら改善していけば良い。
そして、その間違いも恥じることはありません。そこから学び新たにアップグレードした意見を持てばよいのです。
意見に正しいも間違いもない。だからこそ、意見を言うことに制限を設ける必要はないのです。
このことから、就活においては柔軟な発想力をあなたに求めているのです。まだ社会に染まりきっていないその柔らかい頭で考えられた柔軟な発想を、意見として周りに発信できることを、組織はあなたに期待しています。
いかがでしょうか?
ビジネスにおいては、意見を持つ、意見を言うことは、自分本位でない限り決して悪いことではありません。
あなたの面接での意見も、組織の将来的な成長が、その意見の裏にあれば、面接官も認めてくれるはず。
ぜひあなたなりの意見を積極的に持ち伝えるようにしましょう。
ただ、組織には様々な人がいます。面接ではそんなときの対応を聞かれることもあるでしょう。それについては、以下も合わせてご覧ください。
